ジープ「ラングラー」に450馬力のV8モデル「ルビコン392」誕生!!

450馬力の「ルビコン392」の実力とは?

 ルビコン392のV型8気筒エンジンに組み合わされるトランスミッションは、8速ATとなる。

 アルミニウム製のパドルシフトを備えたのは、ジープとしては初の試みとなる。そのギア比はトレイル時の障害物をクリアする時から、高速走行時の円滑なシフトをおこなえるまでに設定されており、常に適切なタイミングでシフト制御が実行される仕組みになっている。

地上クリアランスは10.3インチ(約248mm)、アプローチ/ブレークオーバー/スタートアングルは、各々44.5/22.6/37.5度
地上クリアランスは10.3インチ(約248mm)、アプローチ/ブレークオーバー/スタートアングルは、各々44.5/22.6/37.5度

 ドライブトレイン、すなわち駆動方式はもちろん4WDだ。モードは「4WDオート」、「4WDハイ」、「ニュートラル」、「4WDロー」の4タイプ。

 さらに「オフロードプラス」、「セレック・コントロール」というオフロード走行用のモードが備わるほか、ヒルディセンド・コントロールなど最新の電子制御デバイスも搭載される。

 ルビコン392のフレームは、そのパワーと使用環境を考慮して、さらに強化を進めたものになった。これにはフロントアッパーコントロールアームや鋳鉄ステアリングナックルが含まれ、ブレーキも地形にかかわらず常に強力な制動力を発揮する。

 前後のサスペンションは、伝統のコイルリジッド式を継承したものとなるが、車高はさらに2インチ(約50mm)アップされ、専用のFOX製アルミニウムモノチューブショックを採用する。ホイールは17J×7.5インチサイズ。タイヤは33インチサイズがスタンダードな設定となる。

 0ー60マイル(96km/h)加速は、4.5秒という加速性能を持つというルビコン392。だがその真価が語られるべきは、やはり車名にもあるカリフォルニア州のルビコンのような、さまざまな挑戦者を退けるオフロードでの運動性能だろう。

 地上クリアランスは10.3インチ(約248mm)、アプローチ/ブレークオーバー/スタートアングルは、各々44.5/22.6/37.5度というデータで、最大渡河水深は実に825mmを達成している。

 オフロード走行時に役立つのが、車内の8.4インチスクリーンに投影される「ジープ・オフロードページ」だ。これによってカスタマーは、ピッチやロール、高度、GPS座標、ドライブトレインのパワー配分などを確認することができるのだ。外装色は9タイプからチョイスが可能なルビコン392だが、インテリアカラーはブラック一色のみ。

 ちなみに現在の段階で、このルビコン392の販売市場は北米のみとされているが、ぜひこの日本でもその実力を味わってみたいものだ。

【画像】最強エンジンを搭載した「ラングラー・ルビコン392」をチェック!(33枚)

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