トヨタ「ランクル70」が新車で買える!? 人気過ぎるクロカン車の購入方法
ディーゼル車の場合は諸経費に注意! そして…気になる価格は?
ただし、ディーゼルエンジンの場合は、国内でのNox規制に適合させるために、さまざまな諸経費が100万円ほど上乗せになります。
その点について同社代表の金原崇雄氏は、次のように説明します。
「日本の一部地域に施行されているNox規制は、世界でもかなり厳しい基準となっています。
そのため、規制に適合させるための排ガス低減装置や、検査費用が発生してしまい、申し訳ありませんが、その費用をご負担していただいております。
ただ、70のディーゼルの場合、軽く20万km以上は走れる耐久性を持っています。それを考えれば、初期投資も十分ペイできるのではないでしょうか」
ところで、車両はUAEから輸入している中東仕様だということですが、日本での使用は問題ないのでしょうか。
「それはまったく問題ありません。よくエアコンが利かないのではないかという話もありますが、日本とまったく一緒の仕様です。
エアコンもよく利きますので、後部座席のことだけ考えていただければ、日常で普通に使っていただけると思います」(金原氏)
ひとつネックがあるとすれば、左ハンドルでMT車ということ。しかし、どちらも慣れれば問題ないので、かえって日本再販仕様とはちがうランクル70に乗っているという優越感になるかもしれません。
気になる価格は下記のようになっています。
●ロング
・4.5リッターディーゼルターボ車(VDJ78):538万円
・4リッターガソリン車(GRJ78):508万円
●セミロング
・4.5リッターディーゼルターボ車(VDJ76):528万円
・4リッターガソリン車(GRJ76):498万円
●ショート
・4リッターガソリン車(GRJ71):458万円
※ ※ ※
この車体価格に加えて諸経費・税金が上乗せされますが、ガソリン車は約50万円、ディーゼル車は約100万円となっています。
いつの時代でも古さを感じさせないランクル70。一見すると、価格的にはかなり高額といえます。
しかし、今から10年、20年乗り継げると考えれば決して高い買い物ではないのかもしれません。
Writer: 山崎友貴
自動車雑誌編集長を経て、フリーの編集者に転向。登山やクライミングなどアウトドアが専らの趣味で、アウトドア雑誌「フィールダー(笠倉出版社刊)」にて現在も連載中。昨今は車中泊にもハマっており、SUVとアウトドアの楽しさを広く伝えている。
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