トヨタ「ランクル70」が新車で買える!? 人気過ぎるクロカン車の購入方法
トヨタのランドクルーザーシリーズにおいて根強い人気を誇るのが「ランドクルーザー70」です。かつて日本でも復刻されましたが限定販売だったこともあり、いまでも再販を要望する声が多いといいます。そんなランドクルーザー70を新車で購入する方法とは、どのようなものなのでしょうか。
再販要望の高いランクル70。 いま新車で購入する方法とは
1984年に誕生して以来、未だ多くの人に愛され続けているオフロード4WDがトヨタ「ランドクルーザー70」(以下、ランクル70)です。
2014年には、日本国内で1年間限定でしたが再販を果たしました。この際に流通した車両は、現在中古車市場において高値で取引される人気ぶりで、なかには500万円以上の値が付くものも存在します。
東京オートサロン2020には、再々販の試金石となる参考出品車が展示されていましたが、突入防止装置基準の関係などから、国内での販売を諦めざるを得なかったという話も漏れ伝わっています。
“買えない”という心理も働いて、ますます人気が高まるランクル70ですが、実はまだ日本でも新車で購入することが可能です。
取り扱っているのは、神奈川県内にあるSUV&ピックアップトラック専門店「PUTデポ」。数年前から中東仕様のランクル70を並行輸入し、日本に適合させた車両を販売しています。
ボディバリエーションも豊富で、ロングの「78」、セミロングの「76」、そしてショートの「71」の3タイプ。
76は日本で再販されたモデルと基本的には一緒ですが、オーバーフェンダーが装着されていないため、よりヘビーディーティな雰囲気が強くなっています。
また、スチールホイールやシュノーケル(水中走行時の吸気装置)、前後デフロック標準で付いているのも、人気のポイントとなっています。
78は海外専用モデルで、中東やオーストラリアなどにいくとよく走っているバリエーション。「トループキャリア」、トルーピーの愛称で親しまれており、形状はピックアップトラックの車両後部にシェルを被せたような形で、いかにも多人数乗車仕様です。
車内後部には折り畳み式の対面シートが装備されており、本来であれば前席と併せて9人乗車が可能ですが、日本の保安基準では3名しか乗ることができません。
ただし、同店が販売しているバタフライタイプのシートを装着すれば、乗車人数を増やすことができます。
昨今、絶滅危惧種となりつつあるショートボディのオフロード4WD。そのため、71も注目すべきモデルです。
かつてはミドルボディもラインナップにあったランクル70ですが、現在は生産がないために、この71がもっともショートなボディということになります。
76に比べるとかなり小ぶりですが、1名から2名乗車で使うことが多い人や、オフロードを走る機会が多いという人にはうってつけのボディタイプです。
ちなみに71には、対面式リアシートを備えたバンタイプと、快適な居住性を確保した前向きシートを装備したワゴンタイプの2種類が用意されています。
搭載されているパワーユニットは2種類。4.5リッターV型8気筒ディーゼルターボエンジンの1VD-FTV型と、4リッターV型6気筒DOHCガソリンエンジンの1GR-FE型があります。71はガソリンエンジンのみとなりますが、76と78はどちらかがチョイスできるのもうれしいポイント。
76と79(ピックアップトラック)が再販されたときには、1GR-FE型のみの設定で、燃費の悪さに悲鳴を上げた人も少なくなかったようで、その点、1VD-FTVなら燃料費を抑えることができるでしょう。
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