現代版ランエボ!? 三菱新型SUVが魅せた「走り」の実力とは
三菱が持つ電動化技術のプラグインハイブリッドシステムと車両運動統合制御システム(S-AWC)を持ち合わせた新型「エクリプスクロスPHEV」。今回、ランサーエボリューションXを知り尽くしたラリードライバー・奴田原文雄氏が2台を比較しました。
エボXとエクリプスクロスPHEVをランエボの神様が比較!
三菱は、2020年12月に発売を予定している新型SUV「エクリプスクロスPHEV」と同社が誇るスポーティマシン「ランサーエボリューションX」(以下、エボX)を比較する動画を公開しました。
2017年に登場したエクリプスクロスは、スタイリッシュなクーペフォルムとダイナミックなSUVの機動力を融合したモデルです。
今回、三菱が培ったPHEV技術によるモーターの加速感と4WD制御技術が融合したことで高いポテンシャルを持ったといいます。
新型エクリプスクロスPHEVには、最新4輪制御システム「S-AWC」が搭載され、並のエコカーとは一味違う高度な走行安定性を実現。
S-AWCのドライブモードは、「ノーマル」「スノー」「グラベル」「ターマック」の4種類を設定し、あらゆる路面状況において、意のままの操縦性と卓越した安定性をドライバーに提供します。
では、三菱の最強4WD「エボX」と比較した新型エクリプスクロスPHEVの実力はどれほどのものなのでしょうか。
動画内では、ランエボ乗りの“神様”かつ、エボXを知り尽くしたラリードライバー・奴田原文雄氏が新型エクリプスクロスPHEVとエボXとの走行性能を比較します。
奴田原氏は、それぞれの魅力について次のように話します。
「エボXは速く走るために作られたクルマです。ハイパワーの4WDのモータスポーツに使えるスーパースポーツカーです。
4WDはどうしても曲がりづらいというイメージがいままであったと思いますが、それをS-AWCですごく旋回性能を上げて気持ちよく曲がっていける。
モータスポーツで培われたこのS-AWCは、いかに4つのタイヤを使ってタイムを出すことや、コーナーを速く曲がるというような思想が、最新のエクリプスクロスPHEVにも引き継がれていて、レスポンスがすごく良いです。
エボXのときは、プロペラシャフトが前と後が繋がって、4つのタイヤが繋がっていましたが、エクリプスクロスPHEVはツインモーターが完全に別々に制御されています。
そのため、ドライバーがアクセルを開ける、ブレーキを踏む、ハンドルを切るに対してすぐに反応してくれるので、そこはすごく進化したところだと思います。
エクリプスクロスPHEVは、エボXをよく継承していて、SUVでこんなに気持ちよくコーナーを曲がるクルマは無いと思います」
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コンセプトは異なる2台ですが、共通しているのは「あらゆる路面を、ドライバーの意思のもと安定して正確にコントロールできる先進の車両運動統合制御システム(S-AWC)を備えている」ことです。
また、アクセル操作に瞬時にクルマが反応するレスポンスの良さ、変速ショックのない加速感など、モーター駆動のメリットを享受できるのは、新型エクリプスクロスPHEVの優位点だといいます。
ランサーエボリューションの進化の過程で培った、三菱らしい技術を受け継いだ「PHEVシステム」を採用した新型エクリプスクロスPHEVの走りの良さは、ランエボ乗りの“神様”のお墨付きなレベルなようです。
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