なぜ3位に急上昇? ルーミー販売増の要因はどこ? アルヴェルも追従なるか
今後は、アルヴェルやノア三兄弟もTOP3入りなるか。
今後、ルーミー/タンクのように統合した結果、販売台数を伸ばす車種が増えていくといいます。
その要因として、トヨタが「今後、車種の数を半減させるため、統合や整理を進める」という方針を打ち出しているためです。
そのなかでも注目されているのが、高級ミニバンとして人気を博す「アルファード」とその兄弟車となる「ヴェルファイア」です。
とくに、2020年に入ってからのアルファードは怒涛の追い上げを見せており、これまで販売台数ではTOP15-20が定位置でしたが、2020年1月の一部改良や5月の特別仕様車追加、法人需要の増加などによって、10月は5位の1万93台を記録しました。
アルファードは、エントリーグレードが約350万円からと決して安価な価格帯ではないものの、多くのユーザーから高い支持を得ています。
一方ヴェルファイアは、基本的にアルファードと同じ性能・価格帯・販売網にも関わらず、10月は38位の1261台と大差が付いています。
元々、販売台数においてはヴェルファイアの方が上でしたが、2017年のマイナーチェンジあたりからアルファードが逆転して、僅差でヴェルファイアが追いかける状況が続いていました。
しかし、2020年5月にトヨタの全店舗で全車種を取り扱うという販売体制の変更で、アルファード需要が高まった結果がこの大差に繋がっています。
では、今後アルファード/ヴェルファイアはルーミーのように統合されるのでしょうか。トヨタの販売店スタッフは次のように話します。
「現時点ではまったく情報はありませんが、ルーミーを見ている限りアルファードに一本化される可能性は高いと思います。
また、最近ではヴェルファイアの販売台数が落ちていますが、これまでは2台ともそこまで差はなかったので、今後一本化されればルーミーのようにさらなる販売台数を記録するのではないでしょうか。
そして、トヨタの車種統合で話題となるのがノア/ヴォクシー/エスクァイアの3兄弟です。
元々は、ノア/ヴォクシーの2車種展開でしたが、2014年に高級志向の専売モデルとして発売され、現在の3兄弟体制となりました。
しかし、最近では、ヴォクシー、ノア、エスクァイアの順で売れており、エスクァイアに関してはノア/ヴォクシーに大きな差を付けられています。
この3兄弟について、前出の販売店スタッフは次のように話します。
「ノア/ヴォクシー/エスクァイアに関しても現時点では情報はありませんが、噂では2021年にフルモデルチェンジするのではないかといわれています。
おそらく統合されるのであればこのタイミングが高いのではないでしょうか。また、『ノア/ヴォクシーだけ残してエスクァイアは廃止』や『ノアだけ残してほかは統合』など色々な噂が出ています。
どちらにせよ、単体の車種となれば販売台数的にも伸びるのと、お客さまにとってもシンプルで分かりやすくなりますので、販売現場としては期待しています」
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今回、ルーミーがタンクと統合した結果、販売台数を大きく伸ばしました。今回、アルファード/ヴェルファイアやノア/ヴォクシー/エスクァイアが統合されれば、自販連の登録車販売台数の上位は、ますますトヨタ勢で占められるかもしれません。
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