完璧なSUV!? トヨタ「ヤリスクロス」 オーナーが感じる「良し悪し」とは

ヤリスクロスに乗っている人はどこが良くてどこがダメ?

 ヤリスクロスに乗っているオーナーは、どこを気に入って、どこが気になるのかダメなのでしょうか。

 重量感のある安定した外観デザインは「角度によって平面的・立体的に見えたりして、車格にとらわれない存在感があるスタイル」、「決して大きくはないが、結構目立ち存在感があります」と、「C-HR」のように主張が激しいデザインでないことが好評の様子です。

 ただし、「フロントマスクがもう少し尖ったデザインだったらカッコいいと素直にいえるかも」という人もいれば、「ウルトラマン顔がカッコいい」「フロントマスクはポルシェマカン風」など、フロントデザインに関しては、好みが分かれるようです。

 また、内装の評価は、やや辛口な評価が目立ちます。「フロントドア内側の不織布の耐久性がとくに気になった」、「シートやドアパネルのマテリアルにもう少し高級感が欲しい」など、細かな指摘が多く、質感に関しての意見が多いようです。

 ヤリスクロスは、あくまでヤリスやホンダ「フィット」などと同じクラス(Bセグメント)のクルマとして作られたモデルですが、最近のSUVは高級路線へシフトしている車種が多いため、どうしてもミドルサイズSUVなどと比べられ、安っぽく見られてしまうのではないでしょうか。

質感を気にするユーザーも存在するが、100万円台からの価格設定やBセグメントSUVという観点からすると十分な質感だといえる
質感を気にするユーザーも存在するが、100万円台からの価格設定やBセグメントSUVという観点からすると十分な質感だといえる

 走行性能に関しては「剛性が高くガッチリしているので運転が楽しい」「ハンドルを切るとかなりクイックに感じた」など、GA-Bプラットフォームが快適性や運動性能に大きく貢献しているのがわかります。

 とくに多かったのは、ハイブリッドシステムへの評価です。「静かでしっかり走る。小さなプリウスと思っていれば全くその通り」「モーター走行中は本当に静か。ヤリスよりも静かかも」など、ネガティブな評価がほとんどありませんでしたので、トヨタのハイブリッド技術の高さも感じられます。

※ ※ ※

 ヤリスから派生したヤリスクロスは、どうしても名前のイメージが強いヤリスを連想してしまいますが、まったく別物のクルマと考えたほうがいいかもしれません。

 オーナーの反応をみる限り、ヤリスが持っているスポーティな走行性能はそのままにし、悪路走破性能を持たせ、収容能力や住居空間もかなり改善したという印象を受けます。

 このクラスのSUVは人気が高まりライバル車が増えてきましたが、ヤリスクロスは欠点らしい欠点がないオールラウンダーなSUVとして幅広い世代に受け入れられているため、今後もヤリスクロスは売り上げを伸ばしていくのではないでしょうか。

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Writer: Peacock Blue K.K.

東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。

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