ギラツキ顔だけでは売れない? アルファードやN-BOXとライバル車で大差が生まれるワケ
なぜアルファードやN-BOXは人気?
アルファードは高級ミニバンながら最近では好調な販売台数を築いています。
また、3年連続で新車販売台数で首位を維持するN-BOXもカスタムモデルの設定もあり好調です。
しかし、アルファードやN-BOXと同じようなデザイン・価格・装備を設定しても販売台数が大きく向上しないワケとはなんなのでしょうか。
国産メーカーの販売店営業スタッフは次のように考察しています。
「流行りのギラツキ顔なら売れるとか、機能が凄いから売れるとか単純な要素では確実に売れるとはいい切れません。
これは、クルマ以外でも流行り物はみんなそうです。
もちろん、流行りの要素やニーズに合う機能、魅力的な価格帯になっていることが前提ですが、それよりも重要なのがいかに話題となり、ブランド化するかです。
アルファードやN-BOXは、ある程度ブランド化されました。
もちろん、ライバル勢も新規モデルでない限り一定のブランド力は持っていますが、ライバルよりも『売れているモデル(ブランド)』という認知を広めることが最大限の商品力となるのです」
実際に軽自動車を得意とするメーカーの販売店スタッフは「N-BOXと同等のパッケージで販売しても最近では、『N-BOXより何が良いの?』と聞かれることがあります」と話します。
また、前述のルーミー/タンクも販売好調なギラツキ顔デザインのルーミーを継続し、若干大人しめのタンクはルーミーの1グレードに集約されました。
このように、一度売れていると認知されたモデルは、必然的に販売台数が向上するため、メーカーや販売会社も注力します。
さらに、すでに一定数の注目度があるため、同じギラツキ顔を採用してもライバルよりも人気が出る傾向にあることがわかります。
そんななか、N-BOXは近々マイナーチェンジを予定しているといい、ますますライバル勢との差が開くかもしれません。
ホンダ「オデッセイ」ですよね。
このたびはご指摘をいただき、誠にありがとうございます。
修正いたしました。