トヨタ「ヤリス」の気になる部分はどこ? オーナーが感じる「良し悪し」とは
実際ヤリスに乗っている人はどこが良くてどこがダメ?
では、ヤリスに乗っているオーナーは、どのような評価をしているのでしょうか。最初にエクステリアの評価が大きく目立ちます。
「ヴィッツからさらに洗練されてきた」「乗り降りする度にかっこいいと思うようになってきた」との声が多く、スポーティなデザインの評判は良いようです。
一方、落ち着いた見た目を好むオーナーからは「ここまでしなくてもとは思う」「押し出し感が強いので好みは分かれるかも」との意見もあります。
インテリアに関しては、「外観のカッコ良さが災いして後席の空間は圧迫感が強い」「後の視界が悪いのでコンパクトカーにしては気を使う」など、ヴィッツと比べて後席が狭くなったことを指摘する声が目立ちます。
ただし、ヤリスオーナーの多くは後部座席に人を乗せる機会は少ないようで、大きな問題とはなっていない様子です。
どうしても室内空間に妥協したくないのであれば、ヤリスクロスを選択するのもありではないでしょうか。
また、「ドリンクホルダーが使いづらい」「ドアノブ形状が奥まっていて開けるのに時間がかかる」など細かな指摘もありますが、あくまで許容範囲内であるようです。
足回りは、柔らかめの印象が多く「ふわふわしている」との声もありますが、その分エンジンの加速性能で走行性をカバーしているのがわかります。
とくに、1.5リッターエンジンは上り坂でのパワー不足感もなく加速もスムーズとの声が多く聞こえます。
なお、「高回転域のエンジン音が気になる」という人もいますが、もともとほかのコンパクトカーよりもスポーツ志向が強いヤリスのため、ある程度は「しょうがない」と許容しているオーナーも多い様子です。
オーナーの反応をみると、ヤリスはヴィッツの持ち味であった快適性をある程度犠牲にする代わりに、デザインや走行性能にシフトされたモデルですので、使い勝手が悪い部分があることも否定できないようです。
しかし、後部座席や収納をあまり使用しないのであれば、さほどデメリットを感じることはないといえます。
むしろ、ヤリスに進化したことで走行性能が大きく向上し、クルマが本来持っている「走る楽しさ」を味わえるようになったのは、販売台数を大きく伸ばす要因のひとつとして考えられるでしょう。
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