その時速はなんと533km/h! ハイパーカー「トゥアタラ」が量産車の世界最速記録を樹立

アメリカ初のハイパーカーメーカーであるSSCノースアメリカは2020年10月19日、1750馬力の「トゥアタラ」で世界最速の量産車のタイトルを獲得したと発表した。

ハイパーカー SSC「トゥアタラ」による最速記録

 アメリカ初のハイパーカーメーカーであるSSCノースアメリカは2020年10月19日、1750馬力の「トゥアタラ」で世界最速の量産車のタイトルを獲得したと発表した。

世界最速量販車のタイトルをゲットしたSSC「トゥアタラ」
世界最速量販車のタイトルをゲットしたSSC「トゥアタラ」

 レーシングドライバーのオリバー・ウェブ選手がトゥアタラのハンドルを握り、米国ラスベガス郊外のネバダ州パーランプの州道160号線にてタイムアタックがおこなわれた。

 世界記録には、○顧客が購入する可能性のある車両と同一の生産車 ○同ルートを往復し、ふたつの速度を平均すること ○検証のためにふたりの世界記録の公式オブザーバーを配置すること ○ストリート用タイヤと非レース燃料を用いること、という条件をクリアしないといけない。これは風や道路の勾配なども影響するためだ。

 ウェブ選手は、往路で484.53km/h、復路ではなんと532.93km/hの最高速を記録。15個の衛星を使ったGPS測定により、すべての世界記録基準が満たされていることを確認、往復の平均速度508.73km/hの「最速の生産車」の世界記録を更新した。

 またトゥアタラは、世界最速の量産車の新記録に加えて、公道で達成された世界最高速532.93km/hなど3つの世界新記録も同時に打ち立てた。

タイムアタックは米国ラスベガス郊外のネバダ州パーランプの州道160号線にておこなわれた
タイムアタックは米国ラスベガス郊外のネバダ州パーランプの州道160号線にておこなわれた

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 トゥアタラは、5.9リッターV型8気筒ツインターボエンジンを搭載。燃料「E85」(エタノール85%+石油15%)を使用すると1750馬力を発生。オクタン価91のハイオク燃料だと1350馬力となる。組み合わされるトランスミッションはCIMA7と呼ばれる7速AMTだ。

 エアロダイナミクスは「カリストリオタデザイン」のデザイナー、ジェイソン・カリストリオタ氏と共同で設計。史上最高となるCd値0.279を達成した。超高速域でもフロント37%、リア63%という完璧な空力バランスを維持、4輪すべてで正確なダウンフォースを確保したという。

 SSCのCEOであるジェロッド・シェルビー氏は「10年前、『アルティメットエアロ』というモデルで最速記録を樹立しました。あれから10年が経ち、トゥアタラで世界をリードします。理論上の数値にかなり近づきました。公道という現実の環境下で、この記録を破るのは難しいでしょう」とコメントした。

 ドライバーのウェブ選手は、「今日は横風がありました。もっと良いコンディションだったならば、もっと速く走ることができたはずです。最高速の533km/hの直前の5秒で、速度は30km/h以上伸びていました」と話している。

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