「これは凄い!」 最強RAV4に驚きの連続! 車高UPの本格派の実力とは

2019年4月に日本市場へ復活を果たしたトヨタのミドルサイズSUVの「RAV4」。歴代モデルでは都会派SUVとしてイメージが定着していましたが、現行モデルではアクティブかつタフなデザインや3つの4WDシステムを採用するなど本格派に近い悪路走破性を持っています。そんな、RAV4をさらにアグレッシブなスタイルと走破性を兼ね備えた特別仕様車が登場しました。どのような実力を秘めているのでしょうか。

最強RAV4の実力は? 「傾斜路」「モーグル」「アップダウン」で試した結果…

 長い前置きになりました。今回用意された試乗コースは悪路走破能力をチェックするための「傾斜路」と「モーグル」、そして「アップダウン」。

 スポーツモデルの性能評価は「加速」と「最高速」に「サーキットのタイム」となるが、悪路を走るためのクルマで要求されるのは今回用意された3条件です。単純に「どれも凄い方がえらい!」。

 傾斜路は悪路でどのくらい傾いたらバランスを失うか、ということなのだけれど、そもそもRAV4のような乗用車ベースのSUVって重心が低い。傾きについていえば余裕です。

 むしろ乗用車ベースのSUVは斜路に入るときのアプローチでスタックする。今回の傾斜路、結論から書くと「余裕あり過ぎてつまらん」でした。電子制御使わず走れる。

 続くモーグルだけれど試乗日が雨ということでギリギリというイメージ。電子制御使わないノーマルモードだと脱出できない。

 ということで「ロックモード」を選ぶ。空転している車輪にブレーキ掛けて、デフの機能を制限するという手法。

 モーグルに対する強さは泥濘路や雪道などの走破性能に大きく影響する。標準車よりワンランク上がったそうです。

最強RAV4、アップダウン(登坂路)の実力はどう?
最強RAV4、アップダウン(登坂路)の実力はどう?

 そして登坂路。今回の変更点である最低地上高の10mmアップと関係ないものの、新装着のオフロードタイヤが効いているようだ。

 雨でズルズル滑りながらも、急斜面で停止した状態から動き出せるほど。これだけの性能を持っていれば日常では使いきれないと思う。

 毎日の相棒としては超心強い。きっとRAV4の売れ筋モデルになるだろう。

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Writer: 国沢光宏

Yahooで検索すると最初に出てくる自動車評論家。新車レポートから上手な維持管理の方法まで、自動車関連を全てカバー。ベストカー、カートップ、エンジンなど自動車雑誌への寄稿や、ネットメディアを中心に活動をしている。2010年タイ国ラリー選手権シリーズチャンピオン。

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