プジョー「e-208」が小型EVカーオブザイヤー受賞 ホンダeなどライバル車を抑える
仏プジョーは2020年10月8日、イギリスの著名な自動車雑誌およびウェブサイト「What Car?」が主催するエレクトリック・スモール・カー・オブ・ザ・イヤーにて、プジョー「e-208」が受賞したことを発表した。
ヨーロッパ・カー・オブ・ザ・イヤーに続き受賞
仏プジョーは2020年10月8日、イギリスの著名な自動車雑誌およびウェブサイト「What Car?」が主催するエレクトリック・スモール・カー・オブ・ザ・イヤーにて、プジョー「e-208」が受賞したことを発表した。
プジョー初の新世代フル電気自動車(BEV)であるe-208は、「WhatCar?」ではじめてこの賞を受賞した。ライバルであるホンダ「e」やルノー「ゾエ」など、欧州で注目の高いスモールカテゴリーのEVを抑えての受賞となる。
フルモデルチェンジをおこない新型となったプジョー「208」とこのe-208は、2020年はじめに「ヨーロッパ・カー・オブ・ザ・イヤー」にも選ばれている。
What Car?の審査員は、「プジョーを選択し、パワートレインを選択する」というプジョーの哲学に共感したという。ガソリンとディーゼルエンジンを選択でき、さらにEVという選択肢が増えたということ、つまりEVが特別なものでなく、実用性や仕様、機能に妥協せずEVを選べるというところが受賞の理由だという。
What Car?の編集者、スティーブ・ハンティングフォード氏は「すべてを考慮すると、e-208は現在購入できるなかで最高の小型EVです。サスペンションは素晴らしい仕事をして、乗員を快適にしています。またインテリアも人目を惹きます。魅力的な価格であるため、e-208アリュール・プレミアムというグレードが気に入っています」とコメントする。
プジョーUKのマネージング・ディレクター、デビッド・ピール氏は「プジョーでは、購入者がニーズに合わせた適切なパワートレインを選択できるようにする『選択の力』に関する独自の哲学を持っています。われわれのEVは、ガソリン車やディーゼル車と変わらない実用的な機能を備えており、インテリアや技術に妥協はありません。この賞を受賞できて光栄です」と語った。
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プジョーe-208、および新型208は、日本でも2020年7月2日に販売を開始している。
新型208のボディサイズは全長4095mm×全幅1745mm×全高1445mm(GTラインは1465mm)、ホイールベースは2540mm。これは従来型に対して全長はプラス120mm、全幅プラス5mm、全高はマイナス25mm、ホイールベースは同等というサイズになる。
e-208は136ps・260Nmを発生するモーターと、50kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載。WLTPモードで最大340kmの航続距離を実現している。
コンセント型普通充電(200V)、ウオールボックス型普通充電(200V)に加え、CHAdeMOの急速充電に対応。急速充電の場合、約50分で80%充電が可能だ。
車両価格(消費税込)は「e-208アリュール」が389万9000円、「e-208GTライン」が423万円となる。
一方の新型208は、定評のあるピュアテック1.2リッター直列3気筒ガソリンターボエンジンを搭載。最高出力100ps・最大トルク205Nmを発生、8速ATのEAT8と組み合わされ、19.5km/LというJC08モード燃費を誇る。
車両価格は、「208スタイル」が239万9000円、「208アリュール」が259万9000円、「208GTライン」が293万円だ。
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