ニューモデルが続々登場! 輸入車コンパクトSUV それぞれの個性をまとめてみた
メルセデスの最新SUVと、2018-19COTYにも選ばれたボルボ・モデル
●メルセデス・ベンツ「GLA」
メルセデス・ベンツGLAは、「Aクラス」のプラットフォームを用いたクーペSUVだ。初代は2013年に登場、そしてこの2020年6月、2代目に進化し、新型GLAとして兄弟車GLBとともに日本に上陸した。
クーペデザインではあるがラゲッジスペースは通常時425リッターとそれなりに広くなっている。GLAよりひと回り大きく、3列シートを持つ兄弟車GLBは、見た目も実用上もスペースユーティリティを重視したSUVになっている。
GLAとGLBでは走り味も異なり、GLAは固めたサスペンションでスポーティな雰囲気に対し、GLBは20インチタイヤを履いていてもソフトな当たりで乗員に刺激を与えない。
このようにメルセデス・ベンツも、コンパクトSUVカテゴリーにも2車種用意して、ユーザーのライフスタイルに合わせて選べるようになっている。ちなみに、現在日本で展開するエンジンバリエーションは、GLAは2リッターのディーゼルエンジンのみで、GLBはディーゼルとガソリンの両方から選ぶことができる。
<Mercedes-Benz GLA>
全長×全幅×全高:4415mm×1835mm×1620mm
ホイールベース:2730mm
車両価格帯:520万円(200d 4マティック)
<Mercedes-Benz GLB>
全長×全幅×全高:4640mm×1835mm×1700mm(200d)
ホイールベース:2830mm
車両価格帯:512万円(200d)から696万円(250 4マティック スポーツ)
●VOLVO「XC40」
XC40は、最近のボルボのヒット作といっていい。
これは世界でも日本でも同じで、販売記録を伸ばしている。これはスカンジナビアンデザインが広く受け入れられているということ、最近のボルボのクルマとしての出来が良いことが功を奏しているのだろう。
また電動化に関しても時代の先頭を切っているから、ブームに乗り遅れたくない人にとってはボルボに乗ることで安心できる。XC40プラグインハイブリッド(PHEV)は少し大きめのリチウムイオンバッテリーを搭載し、そこに外部充電をすることでEV走行する距離を伸ばしCO2(二酸化炭素)の排出を抑えることができる。
またXC40マイルドハイブリッド(MHEV)は48Vのインテグレーテッド・スターター・ジェネレータ・モジュール(ISGM)がベルト駆動でエンジンを助けることで、燃費とCO2排出を抑える。
これらの仕上がりも良く、静かでスムーズな走りになっている。電気モーターの助けもあり、立ち上がりから力があるので、SUVで重量があるクルマでも、とても滑らかに走るから気持ちがいい。PHEV、MHEVの後には100%電気自動車のEVも、今後日本に上陸する予定になっている。
<VOLVO XC40>
全長×全幅×全高:4425mm×1875mm×1660mm
ホイールベース:2700mm
車両価格帯:409万円(B4)から649万円(リチャージ・プラグインハイブリッドT5インスクリプション)
※ ※ ※
いま流行しているコンパクトSUVに、これだけの選択肢があるということは選ぶ側にとっては嬉しいことだろう。だがそれぞれの装備やオプション、さらにトータルの価格まで含めると、これは大いに悩むことになりそうだ。
クルマ選びで悩むことは、非常に楽しい時間である。それぞれディーラーに行って自分で実際に運転してみて、気に入ることも大事なポイントだ。
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