もはや速いだけじゃダメ!? 家族も納得の高性能車5選
高性能で使い勝手が良好な輸入車とは!?
●フォルクスワーゲン「ゴルフR ヴァリアント」
フォルクスワーゲン「ゴルフ」は1974年の初代誕生以来、FFコンパクトカーのベンチマークとして君臨してきたモデルです。
現行モデルはすでに欧州で発売されている8代目ですが、日本での発売は新型コロナウイルス感染拡大の影響もあり、2020年内は難しそうです。
これまでゴルフにはさまざまなバリエーション展開がおこなわれてきましたが、日本で販売中の7代目モデルには、ステーションワゴンの「ゴルフ ヴァリアント」をラインナップ。
なかでも高性能エンジンを搭載したスポーツモデルが「ゴルフR ヴァリアント」です。
ゴルフの高性能モデルといえば初代から続く「GTI」がありますが、さらに高性能化したモデルが「R」シリーズとなっており。搭載されるエンジンは最高出力310馬力を誇る2リッター直列4気筒ターボで、7速DCTと組み合わされ、駆動方式はフルタイム4WDの「4モーション」のみ。
外観ではフロントグリル、フロント&リアバンパー、リアスポイラー、ドアミラーがR専用で、フロントがストラット、リアがマルチリンクの足まわりも専用にチューニングされ、ベース車に対して10mmローダウンし、精悍なフォルムとなっています。
スタンダードなゴルフ8が日本で発売されれば、遅れてヴァリアントもモデルチェンジし、日本にも上陸すると予想されます。
●ルノー「メガーヌ R.S.」
1995年に発売されたルノー初代「メガーヌ」は、3/5ドアハッチバックと4ドアセダンのボディバリエーションで、オーソドックスな実用車のイメージでした。
しかし、2代目ではルノーのモータースポーツ部門である「ルノー・スポール」が開発を手掛けた、「メガーヌR.S.」が2004年に追加ラインナップ。
最高出力224馬力を発揮する2リッターターボエンジンを搭載し、シャシやサスペンション、ブレーキも強化された高性能モデルで、日本でも人気となりました。
現行モデルは2016年に登場した第4世代で、2018年には「ルノー・スポール カーズ」と「ルノー・スポールレーシング」が共同開発した高性能FFコンパクトカーの「メガーヌR.S.」が登場。
メガーヌR.S.は最高出力279馬力を発揮する1.8リッター直列4気筒ターボエンジンと、6EDC(6速DCT)のみを組み合わせ、「4コントロール(4輪操舵システム)」や、ハイレベルなロードホールディングを実現した「4HCC(4輪ハイドロリック・コンプレッション・コントロール)」で高次元のコーナーリング性能を実現。
またマクファーソンストラットをベースに改良された「DASS(ダブル アクシス ストラット サスペンション)」により、卓越したスポーツ走行性と乗り心地のよさを両立しています。
2019年10月には、エンジンや足まわりがさらにチューンナップされた「メガーヌR.S.トロフィー」を発売し、6速MTに加え2ペダル仕様が用意されたことでイージードライブも可能です。
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現行モデルの高性能車というと昔のような扱いにくさはまったくなく、普段使いでもネガティブな要素はほとんどありません。
たとえば最新の「GT-R」や「NSX」は凄まじい速さを誇りますが、足まわりはしなやかで、乗り心地も驚くほど洗練されています。
まさに進化した高性能モデルといえますが、そのくらいのレベルでないと、世界で戦うことはできなくなったということかもしれません。
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