見た目とギャップありすぎ!? 意外な性能の車3選
スーパーカーとしか思えないけど性能はイケてない!?
●光岡「大蛇(オロチ)」
1994年にホンダに続いて10番目の国産自動車メーカーとなった光岡は、2001年の東京モーターショーに初出展する際にコンセプトカー「大蛇(オロチ)」を製作。
ホンダ「NSX」をベースとしてパイプフレームを組み合わせ、独自デザインのボディを被せたショーカーでした。
その時に来場者やメディアの反響が大きかったことから市販化を決定。2003年の東京モーターショーには国内の保安基準に適合した2作目となるコンセプトモデルを出展し、2005年の東京モーターショーで市販化を発表しました。
オロチの設計開発には5年を費やし、安全性、環境対策などの法規制をクリア。乗用車では1996年の「ミツオカ ゼロワン」以来の型式認定車となりました。
そして、2006年10月に市販モデルを発表し、2007年4月より販売を開始しています。
車名は日本の神話に登場する「八岐大蛇(ヤマタノオロチ)」から「大蛇(オロチ)」と名付けられました。
ボディサイズは全長4560m×全幅2035mm×全高1180mmと、欧州のスーパーカーを意識したサイズとなっており、デザインも大蛇をモチーフにしたアグレッシブなスタイリングで、一見すると「怖い」、しかし「見たい」という衝動に駆られる妖艶さを表現したといいます。
エンジンはレクサス「RX330」に搭載していた3.3リッターV型6気筒DOHCエンジンで、最高出力は233馬力と、スペック的にはスーパーカーとはいいがたく、トランスミッションも5速ATのみとされるなど、日常での使いやすさを優先していました。
オロチは2014年に生産を終了しましたが、2018年には中古車のオロチをベースに、永井豪さんのマンガ、「デビルマン」とコラボした「デビルマン オロチ」を限定1台で販売するなど、再び話題となりました。
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かつて、見た目は普通でも、高性能なエンジンエンジンを搭載していたり、優れたコーナリング性能を誇るクルマを「羊の皮を被った狼」と表現していました。
しかし、近年はそうしたクルマは少なく、高性能車は見た目も派手になっている傾向があります。
「密かに速い」というよりも「見るからに速い」の方が、ユーザー的にもわかりやすいということなのでしょうか。