トヨタ新型「スターレット」21年ぶり登場の衝撃! 消滅した車名を復活させる狙いとは

名車「レビン」も中国で復活! 採用された背景とは?

 スターレット以外にも、日本で販売されていたクルマの名前が海外で再度使用される例は多くあります。

 例えば、ホンダが2008年まで販売していたコンパクトミニバン「モビリオ」は、アジア新興国市場向けの新たなコンパクトミニバンの車名に用いられ、2014年から販売されています。

 同じような事例として、現在はホンダの新興国向けセダンの車名に使われる「シティ」や、日産がミャンマー市場およびUAE(アラブ首長国連邦)市場で販売するセダンの車名として生き残る「サニー」などがあります。

中国で「レビン」と命名された中国仕様のカローラ
中国で「レビン」と命名された中国仕様のカローラ

 そしてトヨタも、「カローラシリーズ」のスポーティグレードとしてかつて存在した「レビン」の名前を中国で復活させています。

 中国には、トヨタの合弁会社として「一汽トヨタ」「広汽トヨタ」のふたつが存在しますが、現行型カローラセダンの中国仕様の名前について、一汽トヨタ版はそのままカローラと名付けられ、広汽トヨタ版はレビンと名付けられているのです。

 レビンの名前を中国で再び用いた背景についてカローラのチーフエンジニアである小西良樹氏は次のように説明します。

「中国では、日本でも社会現象化した漫画『頭文字D』の影響から、レビンやトレノという車名の知名度は高いといいます。

 また、レビンは稲妻などの意味を持ちますが、中国の方々は稲妻といった言葉を好む傾向にあるようで、そのような背景からレビンという車名を採用しました」

※ ※ ※

 新型スターレットの事例からも分かるように、日本車の名前の知名度は、多くの日本人が想像する以上に高いのかもしれません。

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3件のコメント

  1. 1000cc 5M/Tのノーマルスターレットを、欧州時代、走らせていた。日本では視野外の車だったが、実際乗ってみると、ロードノイズはうるさかったけど、それ以外のキシミ音なんか皆無で、150km/h手前くらいまでは問題なしだった。カチッとした車だった。
    20年前くらいは、各メーカーとも、本社製造と現地製の間に、こまかいところで品質にまだ差があって、スターレットは「さすが日本製」を感じた。そんな車が、アフリカのほうに行って、ある程度の知名度が残ったのだろうと善意に解釈した。

  2. 更に先祖のパプリカを命名できないのは当時の正直トヨタの骨太ぶりに今のTOYOTAがコンプレックスを抱えてる証かな?
    車に故障は付き物?逆に故障に車が付いてると言われた時代のトヨタは輝いてたな〜
    俳優も企業も自らに疑問を抱いて立ち直ろうとする時が一番輝く時なのだ!
    車のニュースの各記者のように売り上げで企業や車を量る諸君等には一生分からん領域だ
    富士重工は大成功したSUBARU360を否定したからこそ2代目のR2の熟成、レオーネなどの名車を世に送る事ができたのだ!
    レガシィになってから水平対向は低重心と嘘をつくまではねw

  3. ずいぶん吊り目のクルマだな。

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