「Gクラス」を超えるには「ウニモグ」しかない! 究極のオフローダーとは?
「ウニモグ」は、公道走行可能な究極のオフローダーだ!
「さらに大きく、そしてさらに強力なウニモグを!」という要望に応えて誕生したのが、今回RMサザビーズの「オートワールド・オータム・セール」に登場した、「ウニモグ406」だ。
●1974 メルセデス・ベンツ「ウニモグ406デュアルキャビン」
デビューは1963年のことで、それはロングホイールベース仕様の416シリーズと同時のデビューだった。生産は1988年まで継続されるが、出品車はそのなかでも353台しか生産されなかったドッペルカビン(デュアルキャビン)モデルである。
RMサザビーズの調査によれば、すでにこのうち少なくとも100台は、タフな使用の連続によって廃車になってしまったが、140台ほどはまだ現役で、何かの仕事に従事しているはずだという。
出品車は、1974年にドイツ陸軍に納入されたモデルで、格納庫に保管されたまま、1980年まで時折航空機のトーイング用として使用されたのみだったという。
その限られた試用期間や用途こそが、現在の美しい保存状態を証明する何よりの証拠といってもよいのだろう。
出品者は2017年にこのウニモグを発見。2019年には公道を走行するためのTUV(テュフ・ライランド)の認証のすべての措置が講じられ、ヴィンテージカー証明書も取得された。
トルクコンバーターが付いた6速トランスミッション、NATOの前後牽引ヒッチ、デュアルブレーキシステム、そして2万2000kgもの容量を持つリアの牽引ヒッチ。
はたしてこのウニモグをどのように使うのか。その用途はまさに無限大だ。どのようなオフロードカー、あるいはSUVのイベントにいっても、このウニモグが最強の存在となることは、誰もがそれを認めるところだろう。
現在(2020年9月17日現在)、エスティメートが620万円−870万円でセール中である。
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