アウディA3スポーツバックに「g-トロン」登場! g-トロンって、なに?

独アウディは2020年9月15日、アウディのCセグメントハッチバックモデル「A3スポーツバック」に「g-tron(g-トロン)」を追加した。ドイツでの販売は2020年秋からで、ベース価格は3万705.88ユーロ(日本円で約383万円)からとなる。

131ps・200Nmを発生するCNG車

 独アウディは2020年9月15日、アウディのCセグメントハッチバックモデル「A3スポーツバック」に「g-tron(g-トロン)」を追加した。ドイツでの販売は2020年秋からで、ベース価格は3万705.88ユーロ(日本円で約383万円)からとなる。

アウディ「A3スポーツバック」に設定されたCNGモデル「g-トロン」
アウディ「A3スポーツバック」に設定されたCNGモデル「g-トロン」

 今回登場したアウディA3スポーツバック 30 g-トロンは、燃料に天然ガスまたはバイオメタンを使用する天然ガス車(CNG車)。2014年に初代A3スポーツバック g-トロンが登場、今回は2代目となる。

 1.5TFSIエンジンの最高出力は131ps、また1400-4000rpmの間で200Nmの最大トルクを発揮する。可変タービンジオメトリーのターボチャージャーは、排気ガスのエネルギーを最適に利用し、素早くトルクを発生させる。

 ノックに強いCNGを使うことで圧縮比12.5という高圧縮比を実現し、効率を向上している。ガソリンモデルの1.5TFSIをベースに、シリンダーヘッドや直噴システム、ターボチャージャーや触媒コンバーターなどを適宜変更しているという。

 このCNG車のg-トロンは、0-100km/h加速は9.7秒、最高速度は211km/hというパフォーマンスを誇る。ガスタンクを満タンにした場合、NEDCでの航続可能距離は495km、WLTPモードでは445kmとなる。これに加えてリアアクスルの前に9リッターのガソリン・リザーブタンクを装備することで、さらに航続距離を伸ばすことが可能になる。

 組み合わされるトランスミッションは7速Sトロニック(DCT)。エンジンは常にCNGモードで始動するが、ガスタンク内の圧力が一定の数値を下回ると、エンジンはガソリンモードに切り替わる。その切り替えは、ドライバーは気づかないほどだという。

 A3スポーツバック 30 g-トロンは、他A3シリーズと同様に走りの楽しさと日常のユーティリティを兼ね備えている。ラゲッジルームは通常時280リッター、最大1100リッターの容量を備える。

 LEDヘッドライトやデジタルインストルメントクラスター、10.1インチタッチディスプレイ、マルチファンクションステアリング、予防安全システム「アウディ・プレセンス」、車線逸脱警報などが標準装備され、オプションでマトリクスLEDヘッドライトや3ゾーンオートエアコン、ヘッドアップディスプレイ、パノラミックガラスサンルーフなどを用意する。

 また3つのエクステリアラインと3つのインテリアラインにより、高いカスタマイズ性も実現している。

※ ※ ※

 ドイツでは、2026年まで天然ガスとバイオメタンに対する優遇税率が適用されていることもあり、A3スポーツバック 30 g-トロンは経済面でもリーダー的存在だという。100km走行あたりの二酸化炭素(CO2)排出量は、99gから96g。CNGは水素を多く含む燃料であるため、ガソリン車と比較するとCO2の排出量は約20%少なくなる。

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