ブームに乗ってメチャメチャ増えた!? 乱立していた頃のミニバン5選

現在、ファミリー層を中心に人気車となっている3列シートのミニバンは、かつてはブームとなっていましたが、現在は定番のクルマになりました。そこで、ミニバンブームの頃に各メーカーから登場して消えていったモデルを、5車種ピックアップして紹介します。

各メーカーから次々と登場したミニバンを振り返る

 近年、軽自動車が大ヒット中ですが、ミニバンの人気も続いています。3列シートのミニバンはファミリー層から絶大な支持を得ており、一時はブームとなっていたほどですが、現在は定番のクルマとなりました。

各メーカーが次々とミニバンを市場投入していた頃のモデルたち
各メーカーが次々とミニバンを市場投入していた頃のモデルたち

 国産ミニバンの先駆け的存在は、1982年に発売された日産初代「プレーリー」といわれており、両面スライドドアに3列シートを装備し、さらにセンターピラーレスとしたことで乗降性を向上しているなど、現在のミニバンの要素はすべて持っていました。

 しかし、販売的には成功したとはいえず、ミニバン市場を一気に盛り上げたのは1994年発売のホンダ初代「オデッセイ」と、1996年発売の初代「ステップワゴン」で、FF乗用車のシャシを流用したミニバンが次々と登場。1990年代後半から200年代初頭はミニバンブームとなりました。

 そんなミニバンブームの頃に各メーカーから登場して消えていったモデルを、5車種ピックアップして紹介します。

●トヨタ「ガイア」

重厚感があるデザインが印象的だった「ガイア」
重厚感があるデザインが印象的だった「ガイア」

 空前のヒット作となった初代オデッセイの対抗馬として、トヨタが1998年に発売したミニバン「ガイア」は、「コロナプレミオ」のシャシを流用して開発されました。

 外装には随所にメッキパーツを使い、上質な素材によって内装の質感を高めるなど、トヨタのミニバンラインナップのなかでも上級モデルとして位置づけられていました。

 ボディサイズは全長4620mm×全幅1695mm×全高1640mmと5ナンバーサイズに収まり、搭載されたエンジンは2リッター直列4気筒ガソリンと、2.2リッター直列4気筒ディーゼルターボを設定。

 ライバルのオデッセイと比べガイアは取りまわしの良さをアピールし、さらにディーゼルエンジンによる経済性でも有利なモデルでした。

 しかし、2001年に5ナンバーサイズでスライドドアのミニバン「ノア」が登場し、2代目へとモデルチェンジした「イプサム」がサイズアップにより上級モデルとなったことで、ガイアの販売は次第に低迷。

 ヒンジドアもネガティブな要素になっており、2004年に販売を終了しました。実質的な後継車は2004年発売のセンターピラーレスでスライドドアの「アイシス」ですが、こちらも車種整理のため2017年に1代限りで消滅しています。

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●日産「ラフェスタ」

いまひとつ印象に欠けた見た目の「ラフェスタ」
いまひとつ印象に欠けた見た目の「ラフェスタ」

 2004年に、日産「プレーリー/リバティ」の後継モデルとして登場した7人乗りミニバン「ラフェスタ」は、5ナンバーサイズのミドルクラスミニバンです。

 多彩なシートアレンジによる使い勝手の良さと、国産車最大級の開口部を誇るサンルーフを全車に標準装備することで、後部座席でも開放感が高いという特徴がありました。

 搭載されたエンジンは最高出力129馬力の2リッター直列4気筒のみで、トランスミッションは新開発のCVTを組み合わせています。

 発売の翌年には、内装の質感を高めた特別仕様車や、専用エアロパーツに16インチアルミホイールなどを採用した「ハイウェイスター」が追加されるなど、グレード展開を拡充しました。

 しかし、前述の特徴以外に光るものが無く、デザインも無難なイメージで販売は低迷してしまい、2012年に生産を終了。

 2011年に後継車としてマツダ「プレマシー」のOEM車「ラフェスタ ハイウェイスター」を発売しましたが、こちらも2018年に販売を終了し、「セレナ」に統合されました。

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●三菱「グランディス」

スタイリッシュながら好みが分かれてしまった「グランディス」
スタイリッシュながら好みが分かれてしまった「グランディス」

 1983年に発売された三菱「シャリオ」は、ステーションワゴンタイプの2BOXボディに3列シートを備えた初期のミニバンです。

 デビュー当初はFFのみでしたが、後にパートタイム4WDが追加され、その後にはビスカスカップリング式フルタイム4WDへと進化。

 1991年には「RVR」と主要コンポーネンツを共有する2代目シャリオが登場し、1995年に「ランサーエボリューション」と同じ2リッター直列4気筒DOHCターボの「4G63型」エンジンを搭載した「リゾートランナーGT」が追加ラインナップされ、「ランエボミニバン」の異名で呼ばれました。

 その後、1997年に車名を「シャリオグランディス」に変えフルモデルチェンジ。2003年には「グランディス」に再度改められ、シャリオシリーズの実質的な4代目としてデビューしました。

 グランディスはワンモーションで構成されるスタイリッシュなフォルムが特徴で、搭載されたエンジンは2.4リッター直列4気筒のみで、トランスミッションは4速ATが組み合わされています。

 また、内装では新発想のユーティリティとして、助手席の座面を前方に持ち上げることで、大容量の収納ボックスが現れるユースフルシートを採用。セカンドシートのリラックスモード、分割収納が可能なサードシートとするなど、ライバルとの差別化が図られています。

 しかし、リアがヒンジドアだったことや、デザインは好き嫌いが分かれたことで販売は苦戦が強いられ、2009年に販売を終了。

 後継車はなく、三菱のミニバンはデリカD:5のみとなりました。

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