フェラーリとランボが逆転!! 「アヴェンタSV」が「812スーパーファスト」に勝利
フェラーリは、もはやオワコン化しつつあるのだろうか?
続いてロットナンバー100で登場したのが、フェラーリのフラッグシップ、2018年の「812スーパーファスト」だ。スーパーファストの名もまた、フェラーリのファンにとっては特別な響きを持つものであり、特にアメリカではそのバリューは非常に大きい。
●2018 フェラーリ「812スーパーファスト」
812スーパーファストのデビューは2017年のジュネーブ・ショー。それから実際にデリバリーが始まるまでの期間を考えれば、今オークションの檀上にあるモデルは、相当に早い時期にデリバリーを受けたモデルと考えてよいだろう。
驚くべきはその走行距離で、オドメーターには287マイル(約462km)の数字が残されているのみだ。
フロントに搭載されるエンジンは、6.5リッターV型12気筒自然吸気。これに7速DCTを組み合わせ、アヴェンタドールが4WDであったのに対して、812スーパーファストの場合は後輪のみを駆動する。
また、最高出力はついに800psという数字に到達している。
最新のフラッグシップ・フェラーリの落札価格は、なんと31万0250ドル(ボナムス発表値3271万3577円)というものだった。
いかにアヴェンタドールSVが限定車であるとはいえ、ここまでの逆転現象が起きてよいものなのか。フェラーリのモダンモデルは、もはやスーパースポーツの世界における頂点ではなくなったというのだろうか。
アヴェンタドールSV、812スーパーファストのどちらも新車価格よりも落札価格が高くなることはなかったが、812スーパーファストのほうが値落ち感が大きいことは明らかだろう。
さまざまなことを考えさせられたリザルトだった。もしかするとマーケットは、そろそろフェラーリというブランドに飽き始めてきているのかもしれない。
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