ホンダHV車、ミニバンでは人気劣る? 低燃費でも選ばないユーザーの本音
ガソリン車で満足というユーザーも一定数存在する?
ハイブリッド車とガソリン車の価格差は、ユーザーがハイブリッド車を検討する際、二の足を踏む理由のひとつとなります。
これらに加えて考えられる、ミニバンのハイブリッド車比率の低い原因は、ガソリン車の性能で満足するユーザーが多いということです。

ホンダ発表の統計において、もっともハイブリッド車の比率が低かったステップワゴンのガソリン車について、先ほどのホンダ販売店スタッフは次のように話します。
「ステップワゴンのガソリン車には1.5リッターターボが搭載されています。これにより、エンジンは小さいですが2.4リッターと同等のパワーで走ることができます。
ハイブリッド車でなくても十分な推進力を兼ね備えているため、ガソリン車で満足というお客さまもいらっしゃいます」
※ ※ ※
ステップワゴンのSPADA系グレードにおけるハイブリッド車・ガソリン車のエントリーモデル同士を比較すると、「e:HEV SPADA G・Honda SENSING」は342万7600円、ガソリン車の「SPADA・Honda SENSING」は292万500円と、50万円以上の差額があります。
ハイブリッドには特有のスムーズな加速や、燃費がいいことで給油回数が減るなどのメリットがあります。
そのような点に魅力を感じる人も少なくない一方、日常的に長距離を運転するといった「ハイブリッドでなければならない」という理由を持たないユーザーは、その価格差からガソリン車を買い求めるようです。
Writer: Peacock Blue K.K.
東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。


















