発売早々人気モデルに!ダイハツ新型「タフト」に乗って感じた5つの魅力
2020年6月に発売されたダイハツ新型「タフト」は、軽自動車のSUVです。他車にはない個性を備えたモデルとして人気を集めるタフトとは、どのようなモデルなのでしょうか。
ほかのクルマにはないタフトだけの個性とは?
2020年6月10日に発売されたダイハツの新型軽自動車「タフト」が好調なスタートを見せています。4000台という月間販売目標に対し、発売後1か月で1万8000台も受注しました。
その魅力を探ろうと試乗してみると、ほかの軽自動車には見られないような特徴が多く備わっていることに気が付きました。今回は、試乗して感じた新型タフトの5つの個性を紹介しましょう。
●SUVライクなセパレート感
新型タフトはクロスオーバーSUVですが、パッケージング的には同社「ムーヴ」などのハイトワゴンに近く、居住性に優れ実用性が高いのがポイントとなっています。
しかしながら、運転席に座ってみると一般的なハイトワゴンと大きく異なることを感じました。それは左右席が離れている感覚です。
理由はふたつあり、ひとつは左右席が独立した“セパレートシート”を採用していること。ハイトワゴンの多くは左右が繋がったベンチシートとしていますが、タフトは違うのです。
もうひとつはセンターコンソールの存在。運転席と助手席の間には、上部が小物を置くトレイとなり後方に電動パーキングブレーキのスイッチが組み込まれるセンターコンソールが備わっています。
セパレートシートとセンターコンソールにより、新型タフトの運転席は包まれ感が強いのです。それはハイトワゴンタイプの軽自動車と考えれば極めて異例です。
新型タフトのそんな運転環境についてダイハツは「コックピット感のあるデザイン」と説明します。一般的なハイトワゴンとは異なる、個性的な雰囲気を狙っての演出といっていいでしょう。
ただし、セパレートシートにセンターコンソールを組み合わせる新型タフトは、ベンチシート車ならではの実用メリットとなっている「左右席間横移動の容易さ」は諦めています。
それをどう受け取るかは、ユーザーの使い方次第。ただ、ほかの軽自動車よりSUVに近い感覚であることは間違いありません。
●運転席から空が見えるガラスルーフ
新型タフトの大きな特徴となっているのが「スカイフィールトップ」と呼ばれるガラスの天井です。サンバイザーのすぐ後ろから前席に座る人の頭上まで天井がガラス化されていて、開放感を高めてくれます。
スライドやチルトはできない固定式ですが、現在新車で販売されている軽自動車では唯一のガラスルーフで、グレードを問わず全車に標準装備していることにも驚かされます。
運転席に座って驚いたのは、そのガラスを通して空が見えることで開放感が高まり、前席でもメリットを受けられること。
じつは一般的なサンルーフは、前席の人に視界や開放感にはほぼ影響しません。見上げない限り視界に入らないからです。
しかし新型タフトはAピラーが直立していることによって天井がかなり前方まで伸びていて、その結果として天井のガラス前端の位置も前進。ドライバーや助手席の人の視界に大きく入ることで、上空までパノラマとなり開放感が高いのです。
この感覚はほかの車ではなかなか味わえないもので、新鮮。これを楽しむために新型タフトを選びたくなると思えるほどです。
なお、直射日光が眩しかったり熱い状況では、組み込まれたスライド式のシェードを閉じればガラスルーフなしの車両と同様に状態になります。
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