キャデラックのEVモデル「リリック」は、2022年後半からデリバリースタート!
DC高速充電可能、フル充電での航続可能距離は?
搭載されるバッテリーは韓国のLGケム製で、今回発表されたコンセプトカーには100kWhのパックを搭載。キャデラック独自のテストによれば、フル充電から300マイル(約483km)以上の航続距離を可能にするという。
ちなみにリリックは150kW以上のDC高速充電など、さまざまな充電オプションがサポートされるとのことだ。
斬新なフロントグリルの内側には、各種センサーが搭載されており、GMの最新版ハンズフリー・ドライブ・アシスタンス、スーパークルーズの機能を担う。
さらに注目したいのはキャデラックのロゴだ。リリックにはマルチカラーではなくB/Wの単色ロゴが与えられ、これは将来EVシリーズを意味するものになるのかもしれない。
インテリアのデザインも実に未来的だ。インストゥルメント・パネルは33インチのLEDからなるもので、その発色数は33億色以上。ディスプレイにはドライバーが走行に必要とする情報のほかに、オーディオやエアコン、あるいはスマートフォンとの統合も可能となっている。
フロントウインドウに表示される「デュアルプレーン拡張現実強化ヘッドアップ・ディスプレイ」も興味深い装備のひとつだ。車速はウインドウの下側に、ナビゲーション情報は上側にとフロントウインドウを使い分けるそれは、リリックの実用性を大きく高めてくれそうだ。
リリックには、この100kWh仕様のほかにも、数タイプのバッテリー容量、そしてハイパフォーマンスを望むカスタマーのために2モーターの4WD仕様なども設定されるという。EVの新時代を築くキャデラック。はたして日本でその実力を味わえる日は訪れるだろうか。
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