コロナ禍でドアバイザー装着率に変化あり? 車移動で注目の換気手段
かつてより装着率が減少傾向にあるといういわれるのがクルマのドアバイザーです。しかし新型コロナウイルスの影響で、車内換気の重要性も見直されています。雨の日でも窓を開けて換気することのできるドアバイザーの装着率にも影響を与えているのでしょうか。
ドアバイザーの装着に変化はあったのか?
新型コロナウイルスの影響で、車内換気の重要性も見直されていますが、雨の日でも窓を開けて換気することのできるドアバイザーの装着率にも影響を与えているのでしょうか。
ドアバイザーとは、クルマのサイドウィンドウ上部に取り付けられている樹脂製のカバーで、車内の換気の効率をよくするためのパーツとしておもにディーラーオプションで用意されているパーツです。
車時に窓の隙間をカバーするため防犯効果も期待できるほか、雨天時でも雨の侵入を防ぐ雨除けの役目を果たしてくれるので、天候を気にせず窓を開け車内の換気をすることができます。
一方でクルマ本来の外観を損ねる、走行時の風切り音の原因、洗車時に邪魔になる、といった理由から近年では敬遠されることも多くなってきたようです。
ドアバイザーの生産をおこなうメーカーは、次のように話します。
「ドアバイザー装着率の推移に関して、具体的な数字ではありませんが、2010年から2017年の変化は約6%減です。
昔は車内でたばこを吸われる人も多く、ほとんどのクルマに装着されていましたが、ドアバイザーは機能性の商品であることから、(喫煙者の減少により)最近では減ってきている傾向にあります」
また、輸入車の販売店スタッフは、「最近のクルマは換気機能が良くなっているということもドアバイザーを装着しない理由ではないかと思います」と話しています。
このようにドアバイザーの装着が減ってきた理由には、車内空調をコントロールするエアコンの性能が以前にも増して向上していることや、喫煙者が減ってきたことで外気の入れ替えを行う必要性が減ってきたことも影響しているようです。
しかし、現在は新型コロナウィルスの影響から人々の生活は一変しています。コロナ禍のなかでは、不特定多数の人との接触を避けるためにクルマでの移動が再注目されています。
とはいえ、クルマ移動でも感染のリスクがないわけではありません。むしろ、同乗者との距離が近く密閉された空間となるため、定期的な換気が必要です。
エアコンの外気導入機能でも車内の空気の入れ替えはおこなえますが、入れ替えられる空気の効率を考えると、やはり一番効果的なのは窓を開けることが最善といえます。
このとき、雨天時には、雨が車内に侵入してしまうという問題が起こりますが、ドアバイザーがあることにより、天候に左右されずに窓を開けることが可能になることから換気に役立つドアバイザーは、コロナ禍において再度、注目されているアイテムなのです。
そんなドアバイザーですが、新型コロナウイルスの影響を受けて装着状況に変化はあったのでしょうか。自動車販売店の店員は次のように話します。
「最近になってドアバイザーの装着希望が特別増えたという印象はありません。ドアバイザーは後付けできるものでもありますが、既存のお客さまから装着の依頼を受けたという話もあまり聞きません。
ただ、新型コロナウイルスの影響がまったくないとは思いません。ドアバイザーは多くの場合ディーラー装着のパッケージオプションに含まれているので、実際の装着率はかなり高いです。
見た目にこだわるお客さまのなかにはあえてドアバイザーを外すことがありますが、そうした人の割合が減っているのは、新型コロナウイルスの影響なのかもしれません」
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スポーツカーや輸入車などデザイン性を重視する車種でなければ、ドアバイザーは多くの場合で基本的なパッケージオプションとして装着するユーザーが多いようです。
また、新型コロナウイルスの影響で、日常の移動手段としてクルマの購入を検討する機会も増えており、そうしたユーザーはどちらかというとデザイン性よりも機能性を重視することから、当然のようにドアバイザーを装着することが多いようです。
私は昔から装着しない派。 日本人は日本家屋見れば分かるけど、軒・庇文化。 窓には庇がいる。
当方、洋館に住んでいるが、庇は一切無い。その違いだろうと思う次第。
日本人の生活様式が欧米化していることも原因かも。
タバコを吸っていたときはサンルーフ車を選んでいた。換気はあれが一番良い。
ドアバイザーなどのオプションはディーラーの利益率高いから装着してもらいたいだろうなあ。