スーパーカーは任意保険に入れない!? 噂はホント? 高額車の保険事情とは
高額車両の車両保険はクルマの審査が必要
1000万円オーバーのクルマでも車両保険に加入することは可能なのも事実です。担当者がいる保険会社の代理店経由であれば、車両保険を含む任意保険に加入することができます。
そのあたりを大手自動車保険会社の担当者に聞いてみました。
「ダイレクト型自動車保険は、一般的な乗用車に乗っているドライバーが加入するコースを、インターネットで手続きを簡略化することで価格を引き下げているわけです。
その場合は、車両評価額や修理費なども想定しやすく保険料も算出できるのですが、スーパーカーやスポーツカー、高級車などは、万が一の修理代も非常に高額で算出も困難になります。手続きが簡略化されたダイレクト型では、そこまでカバーできないのが実情です」
担当者と直接やりとりできる保険会社の代理店経由であれば、車両の現状や保管状況の確認し、また被保険者が加入している自動車保険の等級などを総合的に判断し、保険会社で申請を受け付けることが可能になるといいます。
「たとえば、保管される駐車場が盗難やイタズラされやすい状況だったり、現車に装着されたパーツが入手困難だったりすると、加入を断られるケースもあるでしょう。
また、免許を取得したばかりの初心者の方や、保険を使用するような事故が多く等級が低くなってしまった運転者の方も断られることがあります」
ほかにも、車両本体も修理費用も高額になるスーパーカーが車両保険に入るためには、いくつかの条件があるそうです。
そのひとつが、車両を取り扱っている販売店の実績です。たとえば高額な輸入スポーツカーを数多く販売・修理している実績を持つショップ(ディーラー)からの購入であれば、修理費用なども算出しやすく、保険会社内での申請も比較的通りやすいのだそうです。
もうひとつは、別の車両で自動車保険に加入し「車両入れ替え」で現在の契約を続行できるかを担当者と相談することです。
すでに加入している自動車保険で、保険を使うような事故や故障などを起こしていない優良顧客の場合は、申請が通りやすい傾向にあるそうです。
ただし、それまで国産セダンに乗っていた人が、いきなりフェラーリで車両保険に入りたいなどというケースの場合は、たいていの大手自動車保険会社は断られる可能性が高いようです。
「車両保険の加入が認められても、完全に外部から隔離された車庫が加入条件になるなど、まだまだ敷居が高い部分もあるのが実情です」
加入希望者本人の運転歴や事故歴なども、保険の加入に影響を与えるのだそうです。
今後スーパーカーを購入したいと思っている人は、できる限り事故を起こさないように慎重に運転をすることが、スーパーカー所有への道につながるといえます。
車を扱う記事で任意保険に加入できないと書いては駄目。最初から車両保険と書いてください。幼稚です。