「ゴルフ」に代わるVWの主力車種になる!? 大本命のEV「ID.3」発売
独フォルクスワーゲンは2020年7月20日、新型の電気自動車(EV)「ID.3」の注文を開始した。
最大航続可能距離550kmの新型EV
独フォルクスワーゲンは2020年7月20日、新型の電気自動車(EV)「ID.3」の注文を欧州諸国で開始した。
事前予約者向けの限定車「ID.3 1st」の注文開始から4週間後、ID.3はカタログモデルとなる7グレードの注文を開始した。7グレードはすべて、最大9480ユーロ(日本円で約115万円)というドイツの環境補助金の対象車種となっている。また他の多くのヨーロッパ諸国でも助成金を利用することができる。
ID.3には、58kWhのバッテリー容量を持つ「Pro Performance(プロ・パフォーマンス)」と77kWhの「ProS(プロS)」があり、プロ・パフォーマンスには6つのグレード(ライフ、スタイル、ビジネス、ファミリー、テック、マックス)、プロSには1つのグレード(ツアー)と合計7グレードの展開になる。
7月20日から注文開始された7グレード中6グレードは、10月から納車が開始される。
ベースモデルは、150kW(約204ps)・320Nmを発生するモーターを搭載、後輪を駆動する。58kWhのバッテリーを搭載し、WLTPモードでの最大後続可能距離は420kmだ。
ベースモデルのID3の車両価格は3万5574.95ユーロ(約437万円)となる。
「ID.3ライフ」は3万7787.72ユーロ(約464万円)は、ステアリングホイールヒーターやシートヒーターなどが装着される。またスタイリッシュな「ID.3スタイル」は4万946.04ユーロ(約502万円)、キーレスアクセスなどを標準装備した「ID.3ビジネス」は4万1287.22ユーロ(約508万円)だ。
さらにパノラマガラスルーフを装備した「ID.3ファミリー」は4万2305.87ユーロ(約万円)、マトリックスLEDヘッドランプやプレミアムサウンドパッケージを標準とした「ID.3テック」は4万3680.32ユーロ(約537万円)、プログレッシブステアリングや電動12ウェイマッサージシートなどフル装備の「ID.3マックス」は4万5680.32ユーロ(約561万円)となる。
77kWhバッテリーを搭載するプロSの「ID.3ツアー」も同日から注文可能だ。
ID.3ツアーは、プロ・パフォーマンスのID.3よりも大きなバッテリーを搭載し、航続可能距離は最大550kmとなるモデルだ。ID.3ツアーの価格は4万8432.33ユーロ(約595万円)となり、ヘッドアップディスプレイ&サウンドパッケージ、マトリックスLEDヘッドランプ、コンフォートパッケージ、12ウェイマッサージシート、すべての運転支援システムを備えたアシスタントパッケージ、19インチアルミホイールなどが含まれている。
ID.3シリーズの発売に合わせ、VWは独自の充電サービスを展開する。We Charge充電カードを使用してヨーロッパ中の15万を超える公共の充電ポイントでID.3を充電できる。
フォルクスワーゲン・ブランド・ボード・メンバーのユルゲン・スタックマン氏は「e-モビリティが今、ブレークスルーを果たすと確信しています」とコメントする。
「私たちは魅力的な価格で、すべての人にふさわしいID.3を用意することがすでに明らかになっています。このようにして、すべての人にエミッションフリーのモビリティを可能にするという私たちのビジョンを実現しているのです」
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