実際に見た新型「ベンテイガ」はどうだった? ベントレーのSUVが5年ぶりに刷新!!

さらにゴージャスな内外装になった新型「ベンテイガ」とは?

 フロントマスクの印象が、よりダイナミックなものに見えるのは、より垂直にそそり立ち力強さを演出しているからだろう。先代のベンテイガでも、フロントマスクの存在感はかなりのものだったが、それでも新型と比較するとスマートなものに見える。

ラグジュアリーSUVの頂点の定義を書き換えることを目標に、セグメントをリードしてきたベントレー「ベンテイガ」
ラグジュアリーSUVの頂点の定義を書き換えることを目標に、セグメントをリードしてきたベントレー「ベンテイガ」

 リアデザインも大きく見直されている。これは今回のモデルチェンジで、リアトレッドが20mm拡大されたこともその一因である。

 ホイールアーチ内のホイールの位置も変わり、よりスポーティなフットワークが予感できるようになった。ホイールは22インチ径となり、仕上げ方法が2種類から選択でき、デザインは5タイプに増えた。

 テールライトはコンチネンタルGTと共通の楕円形テールライトとなる。テールゲートも完全新設計となり車幅いっぱいにオープンすることが可能になった。

 新デザインのルーフスポイラーも同様に車幅分の長さがある。またライセンスプレートはバンパー部へと移動している。

 インテリアの変化も激しい。もはやSUVのインテリアというよりも、紛れもないベントレーのインテリアである。仮にコンチネンタルGTやフライングスパーから乗り換えても、何も違和感を覚えることはないだろう。

 シートアレンジは4、5、7席の3種類から選択が可能だ。

 トピックスは数多くあるが、そのなかでも特筆すべきはセンターフェイシア、ステアリングホイール、ドアトリム、シートなどのデザインが一新されていることだ。

 新世代のインフォテインメントシステムも採用され、10.9インチのディスプレイが、ベントレーの翼をイメージしてハンドクラフトされたダッシュボードにシームレスに装着される。

 搭載されるエンジンは、まずは4リッターのV型8気筒ツインターボからとなる。最高出力&最大トルクは550ps&770Nmという数字で、これに8速ATを組み合わせる。

 最高速度は290km/h、0ー100km/h加速は4.5秒というから、これはまさにSUVの姿をしたスーパーカーだ。

 このエンジンはまた、低負荷時には8気筒のうち4気筒を停止させるシリンダ・オン・デマンド機能も備えている。

 燃費はWLTPモード(複合)で13.3L/100km。CO2排出量(複合)は302g/kmと発表されている。

 このV8仕様の後には、2020年中に6リッターW型12気筒エンジンを搭載した「ベンテイガ・スピード」と、PHEVモデルが発売される計画だという。

 新型ベンテイガは、5年前に自ら定義したラグジュアリーSUVの頂点を、再定義することができるのだろうか。もちろんカスタマーはおおいにそれに期待していいだろう。

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2件のコメント

  1. 環境モード値が良すぎるなと思い調べた。
    燃費とCO2値だが、記事はWLTPとなっているが、実際はNEDCの値を持ってきているようだ。確認願います。(ベントレー英国のHPにはNEDC/WLTPの両方の値が記載されている)

    • このたびはご指摘をいただき、誠にありがとうございます。
      修正いたしました。

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