ブレない姿勢は今や貴重な存在!? こだわりのある車3選
初代から50年変わらない、こだわりのクルマとは!?
●日産「フェアレディZ」
1969年に発売された日産初代「フェアレディZ」は、アメリカ市場をメインターゲットとしたスポーツカーとして登場。以降、代を重ね、現行モデルは2008年発売の6代目になります。
発売当初は2シーターでしたが、後に4シーターの「2by2」が追加され、歴代のエンジンもSOHC、DOHC、ターボとバラエティに富んでいます。
しかし、初代から現行モデルまで、一貫して6気筒エンジンをフロントに搭載してリアを駆動するFRモデルということは変わりません。
これまで、4WDモデルが設定されたことは一度も無く、4気筒や8気筒エンジンなども搭載されずに現在に至ります。
また、日産車は「スカイライン」をはじめ伝統的に高性能モデルが「GT」グレードが設定されますが、フェアレディZはGTと名付けられたことはなく、独自のグレード体系です。
すでに次期フェアレディZといわれるモデルが、ティザーで公開されていますが、6気筒+FRが踏襲されるか、注目されています。
なお、フェアレディZは初代から最新モデルまでマニュアルトランスミッションが設定される、希少な国産モデルのひとつです。
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今回紹介したフェアレディZは、デザイン面も初代から変わらないポリシーを守り続けています。
次期型はシルエットのみ公開されていますが、やはりスタイリングはファストバックスタイルを継承しているようです。
これはポルシェ「911」も同様ですが、もはやデザインはアイコン化しているため、変わることが許されない状態だからでしょう。
一方で、シボレー「コルベット」は、最新モデルがフロントエンジンからリアミッドシップに変わって話題となりました。長い歴史のあるコルベットながら、この大きな変化はユーザーからは好意的に受け入れられているようです。