注目される「軽トラキャンプ」 車中泊ならぬ荷台泊!? コロナ後も需要増な背景とは
近年、アウトドアレジャーや車中泊などの人気とともに、キャンピングカーの需要も高まっているといいます。しかし、車体購入費や維持費を考えるとハードルが高いのも事実ですが、最近では軽トラックの荷台にテントを張る「軽トラキャンプ」というスタイルが注目を集めているようです。軽トラキャンプとは、どのようなものなのでしょうか。
軽トラキャンプがSNSで話題に?その実態に迫る!
近年、じわじわと人気を集めているのが軽トラックを改造しておこなうキャンプの「軽トラキャンプ」です。新しいキャンプのスタイルとして、TwitterをはじめとするSNSでも日本特有の文化を生かしたアウトドアとして話題を集めていますが、軽トラキャンプとはどういったものなのでしょうか。
軽トラキャンプとは、軽トラの荷台部分をキャンピング仕様に改造したもので、荷台部分に着脱可能なテンドキットを取り付けるスタイルです。テントの準備や使用後の後片付けといった手間を省くことができ、すぐにキャンプをスタートできます。
構造自体は、至ってシンプルなので、自分好みのアレンジを楽しみたいアウトドアユーザーにも多くの指示を集めるすスタイルで、テントキットは簡単に着脱できる手軽さも人気なようです。
軽トラの荷台スペースを賢く使ったカスタムで人気を集める軽トラキャンプですが、そのスタイルは、どのようにして誕生したのでしょうか。
幌タイプのキットを提供する「Bug-truck(バグトラック)」の担当者は、次のように話します。
「もともと、荷台の上でペットと過ごしたり、アウトドアシーンで軽トラを活用することが多くありました。その延長線上として、車中泊もできたら面白いなと考えついたのが大きなきっかけです。
はじめは、市販のソロテントを荷台に張って車中泊をおこない、このまま走れたらいいなという発想から幌タイプの開発に至りました。
約3年ほど前にサービスを開始し、現在に至るまで200台から300台のテントキットを販売しているほか、車両まるごとフルカスタムされた軽トラも納車済です。全国でもじわじわと知名度が広がり、問い合わせも殺到しています。
ユーザーの年齢層は、50歳から60歳といった定年間間際を迎える年配の男性が目立ちます。若い人よりも時間や金銭面に余裕があるほか、キャンピングカーほど敷居も高くないことから、チャレンジされる人が多いです。また、軽トラキャンプの身近な自然を軽く遊べるスタイルに魅力を感じている人も多いようです」
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軽トラキャンピングカーを展開する別の専門業者によると、普通車のキャンピングカーから軽トラに乗り換えるユーザーが多いと話します。
普通車をベースとしたキャンピングカーの場合、車体が大きく取り回しが難しいため、アウトドアシーンでは行ける場所が限られてしまいます。
加えて、導入コストに安くとも500万近くかかり、その後のランニングコストも考えれば、かなりハードルが高いです。
しかし、軽トラであれば、小回りが効き狭い山道などの場所でも問題なく走行可能で、導入費・維持費など、トータルコストを大幅に抑えられるのも魅力といえます。
気になる車検の問題についても、バグトラックの担当者によれば「荷台部分にテントを張っているだけなので問題なく通せる」と話します。
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