次期型「エクストレイル」どうなる? 日産新型「ローグ」登場で日本投入迫る!

走り&安全はどのような進化を遂げた?

 パワートレインは、現行ローグの進化版となる自然吸気の2.5リッター直列4気筒エンジンを搭載。しかし今回、日産の重要な柱のひとつ「電動化」を用いたパワートレインに関してのアナウンスはありませんでした。

 ただ、次期エクストレイルは間違いなく電動化パワートレインが主になるでしょう。

 筆者(山本シンヤ)としては、高効率の新エンジンと組み合わせた「e-POWER」であることを期待したいです。

 ちなみにプラグインハイブリッドを搭載するという噂もありますが、これはアライアンス関係のある三菱からシステムが供給される可能性も否定できません。

 シャシ関係はどうでしょうか。発表時のプレゼンでは「新プラットフォーム採用」と語っていましたが、ホイールベースは現行ローグと同じであることから予想すると、剛性アップと軽量化がおこなわれている「進化版CMF-C/D」だと思われます。

 もちろんサスペンションの最適化やクイックギアレシオのステアリング&ラックマウントEPSの採用に加えて、走行モードと連動して4つのタイヤを個別制御してコーナリングをアシストする「ビークルモーションコントロール」を採用。

 ちなみにAWDシステムの詳細は不明ながら、プレゼンでは「新開発の電子制御クラッチを採用」と発表されています。

原点回帰という印象を受ける新型「ローグ」
原点回帰という印象を受ける新型「ローグ」

 先進の安全支援システム「プロパイロット」もバージョンアップ。センサーはミリ波レーダーと単眼カメラのセンサーフュージョンタイプを採用。

 実は、このタイプは2020年に実施された現行ローグの一部改良で先行投入された物です。北米向けはナビと連動して速度調整をおこなう「Withナビリンク」機能が追加されていますが、日本向けとしては「スカイライン」に続く「プロパイロット2.0」搭載モデルになるのでしょうか。

 新型ローグは、最初から「カラーヘッドアップディスプレイ」と「ラックマウントEPS」が採用されていることを踏まえると、その可能性は非常に高いと筆者は予測しています。

 新型ローグの発売は、北米市場で2020年の秋からの予定と発表されましたが、新型エクストレイルはどうなるのでしょうか。

 ちなみに、現行エクストレイルの仕様変更は2020年1月に実施されているので、それを踏まえると2021年の初頭というのが現実的な日本市場への投入タイミングなのかもしれません。

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Writer: 山本シンヤ

自動車メーカー商品企画、チューニングメーカー開発を経て、自動車メディアの世界に転職。2013年に独立し、「造り手」と「使い手」の両方の想いを伝えるために「自動車研究家」を名乗って活動中。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。

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