速報!! 本物のランボルギーニが700万円台で落札! 注目「ミウラ」は8700万円

新型コロナウイルスの影響で、クラシック/コレクターズカーのオークションがオンライン限定で開催されるようになった。そこで、「ミウラ」や「カウンタック」など、8台のランボルギーニが出品されたオークションに注目してみよう。

クラシックカーのオークションもリモートの時代に

 新型コロナウイルスの惨禍に、全世界の自動車業界も現在進行形で激震を受けている。3月のジュネーヴ・ショーが開幕直前にキャンセルとなって以降、その先はあらゆるモーターショーがペンディング状態。モータースポーツも中止・延期のラッシュである。

 当然のことながら、クラシックカー業界にも甚大な影響は及び、2月のパリ「レトロモビル」を最後に、大規模なイベントはすべて延期ないしは中止となった。そしてオークションについても、3月の北米「アメリア・アイランド」以降、予定されていた大規模な競売はすべてペンディングとなっている。

映画『個人教授』の出演車両であるかもしれないため、注目が集まった1968年型のランボルギーニ・ミウラP400(C)2020 Courtesy of RM Sotheby's
映画『個人教授』の出演車両であるかもしれないため、注目が集まった1968年型のランボルギーニ・ミウラP400(C)2020 Courtesy of RM Sotheby's

 そんな状況のもと、業界最大手のひとつである「RMサザビーズ」本社は、さる5月21から29日まで「DRIVING INTO SUMMER」。さらに6月3日から11日まで、欧州支社主体で「THE EUROPEAN SALE featuring THE PETITJEAN COLLECTION」と銘打った、オンライン限定のオークションをふたつ立て続けに開催した。

 クラシック/コレクターズカーをネット上で競売するというアプローチは、この3月くらいから試験的におこなわれていたようだが、大手オークショネアが事前のプロモーションも掛けて開催するのは、おそらくこれが初めてだろうということで、業界ではかなり大きな注目を浴びることになった。

 6月の「THE EUROPEAN SALE featuring THE PETITJEAN COLLECTION」出品車両は200台オーバーとけっこうな数に上ったが、そのなかでも約半数を占めていたのが、実は個人のコレクションであった。

 1960-1970年代に、レーシングドライバーとしてサーキットレースやヒルクライムで大活躍し、現役引退後は珠玉のスポーツカー/スーパーカーを数多く蒐集したフランス人コレクター、マルセル・プティジャン氏が出品したものである。

 そして「プティジャン・コレクション」のなかでも、オークション全体のメインビジュアルとしてピックアップされた目玉商品が、70万から80万ユーロというエスティメート(推定落札価格)が設定された、1968年型「P400ミウラ」を筆頭とする、8台のランボルギーニたちである。

 ほかにも1970年型「イスレロ400GTS」(推定落札価格20万から25万ユーロ)や1971年型「エスパーダ・シリーズII」(推定落札価格12万から14万ユーロ)、1991年型「ディアブロ」(推定落札価格10万から12万ユーロ)、1971年型「ハラマ400GT」(推定落札価格8万から12万ユーロ)、1986年型「ジャルパ」(推定落札価格4万から6万ユーロ)、1974年型「ウラッコP250S」(推定落札価格6万から8万ユーロ)、そして1979年型「カウンタックLP400S」(推定落札価格40万から50万ユーロ)など、きら星のごときクラシック・ランボたちが、オークションカタログを飾ることになったのだ。

【画像】落札されたクラシック ランボルギーニ8台はこれだ!(63枚)

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