明らかな低迷とキープ! コロナ禍で明暗を分けた軽自動車と登録車の販売台数

2020年に入り、各メーカーからさまざまな新型モデルが登場しました。半年が過ぎようとしているいま、どのような結果となっているのでしょうか。

コロナ禍での軽自動車と登録車はどうなった!?

 2020年1月20日にスズキ「ハスラー」が発売されたことを皮切りに、トヨタ「ヤリス」やホンダ「フィット」、「アコード」など、今年も各メーカーから続々と新型車が登場しました。

 6月に入り、半年が過ぎようとしているいま、コロナ禍のなかでどのような状況となっているのでしょうか。

2020年2月10日に発売されたトヨタ「ヤリス」
2020年2月10日に発売されたトヨタ「ヤリス」

 軽自動車部門では、全高を15mm、ホイールベースを35mm延長して、より角ばったデザインに一新された新型ハスラーが1月に登場。

 全国軽自動車協会連合会の発表した軽四輪車 通称名別 新車販売確報による1月の販売台数は5534台、2月5809台、3月10372台と順調に数字を伸ばしていたものの、3月下旬に猛威を振るい始めた新型コロナウイルス感染拡大を終息させるために、政府から出された自粛要請のあおりを受けて、4月4294台、5月3529台と、低迷してしまっています。

 また、コロナ禍まっただなかとなる3月19日に発売となった、フロントフェイスに三菱のデザインコンセプト「ダイナミックシールド」を採用した「ekクロス スペース」も、3月の販売台数6651台、4月1297台、5月1331台。

 後席のスライドドアの開口部を広くすることで、乗降性を向上させた日産「ルークス」も同日発売され、3月の販売台数は7633台、4月は2868台、5月は3911台と、明らかにコロナ禍の影響を受けています。

 一方で登録車部門では、新開発されたプラットフォーム「GA-B」を採用し、車名を「ヴィッツ」から「ヤリス」に変えて2月10日に発売されたトヨタ ヤリスの2月の販売台数は3491台。3月が13164台で、4月が10119台、5月が10388台と推移します。

 そしてフロントのピラー形状を極細にし、ワイパーをインパネ上部から見えない位置に配置するなど、視界の良さをさらに向上させたホンダ「フィット」が2月14日に登場。2月の販売台数は8221台、3月が14845台、4月が8977台、5月が7235台と、多少の低迷は見せたものの、両車共にコロナ禍でも好調をキープ。

 軽自動車と登録車で、明暗が分かれる結果となりました。

 この理由としては、軽自動車の主な購買層であるファミリー層が、政府の外出自粛要請により外出しなくなったことに加え、経済不安による買い控えが挙げられます。

 一方で、ヤリスやフィットは発売前からかなり注目されており、事前予約での受注が多かったこと、そして新型コロナへの感染予防対策としてクルマ通勤が見直されたことで、ある程度の見栄えや車格にこだわるビジネス層による、登録車への需要が一定数保たれたことが予想されます。

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 実際にあるディーラーの店長に聞いたところ、4月と5月の商談件数は前年同月比で半減したといいます。

 一方、車検整備や修理については微減にとどまっているとのことで、やはり超距離のドライブは減ってもクルマの使用頻度は高くなっていると予想できます。

 全国的に緊急事態宣言が解除され、政府による外出自粛要請も緩和方向へ向かっている6月にもダイハツ「タフト」の販売が開始され、トヨタ「ハリヤ―」や「RAV4 PHV」、日産「キックス」も発売を控えています。

 さらに下半期には、トヨタ「ヤリスクロス」や「GRヤリス」、日産「アリア」なども登場予定。

 新型コロナウイルス感染拡大の第2波が懸念されるなかで、販売台数を確保することができるのか、経済の動向と併せて気になるところです。

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