フィアット新型「500」にハッチバックが追加!! 事前予約が欧州でスタート!
2020年3月に発表されたフィアットの新型「500」は、13年ぶりの全面刷新ということと、FCAグループ初となるEV(電気自動車)ということで、非常に注目を浴びたモデルだ。ボディタイプはコンバーチブルのみであったが、このたびハッチバック仕様が公開された。
コンバーチブルに続いて、ハッチバックも登場!
2020年6月8日、新型「500 ラ・プリマ」のコンバーチブルに続いて、「500 ラ・プリマ」のハッチバックが登場した。
新型500 ラ・プリマの欧州での価格は、3万4900ユーロ(邦貨換算約424万円)で、欧州での予約受付が6月8日より開始された。
ファーストエディションともいえる500 ラ・プリマは、パノラミックガラスサンルーフ、新型リアスポイラー、そしてクラシックなテールゲートなどが外観上の特徴となる。
ボディカラーは専用となり、真珠のような光沢のある「オーシャングリーン」、メタリックな「ミネラルグレー」、3層塗装の「セレスティアルブルー」の3色がラインナップされている。
また、フルLEDヘッドライト、17インチダイヤモンドカットホイール、サイドパネルにはクロームメッキのプレートがインサートされ、ダッシュボードとシートにはエコレザーシートが標準装備となっている。
42kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載しており、航続距離はWLTPサイクルで最大199マイル(約329km)を実現。
仮に毎日の通勤に30マイル(約48km)走行するとしたら、それに必要な電力を充電する時間は5分しかかからない。急速充電器を使用した場合は、わずか35分でバッテリーを80%まで充電可能だ。
最高速度は150km/hで、0−100km/h加速は9.0秒。走行モードは「ノーマル」、「レンジ」、「シェルパ」の3つが用意されている。
「ノーマル」は、エンジンで走行しているかのような特性にチューニングされており、「レンジ」ではアクセルペダルだけで走行が可能となる。つまり「レンジ」では回生ブレーキが最大化されるため、航続距離も伸びる結果となるが、車両を完全に停止させるには、ブレーキペダルを踏む必要がある。
もっとも注目なのが「シェルパ」のモードだ。このドライビングモードは、ナビゲーションシステムで設定した目的地か最寄りの充電ステーションまで、確実に到着できるようにするものだ。
そのため、いくつかのコンポーネントをコントロールして燃料消費を最小限に抑える働きが車両側でおこなわれる。最高速度は80km/hに制限され、無駄なエネルギー消費を抑えるためのアクセルレスポンスを自動でコントロールし、エアコンやシートヒーターなども停止させるのだ(いずれもドライバーがいつでもオンにすることは可能)。
まだ日本での導入予定や車両価格などは未定だが、日本上陸が非常に楽しみな1台であることは間違いないようだ。
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