カクカクボディで癒やされる!? 名作と言われるコンパクトカー3選
コンパクトカーのベンチマークに君臨し続けるクルマとは!?
●フォルクスワーゲン「ゴルフ」
1974年に登場したフォルクスワーゲン初代「ゴルフ」は、「タイプ1(ビートル)」の後継車として開発された新世代の大衆車です。
コンパクトなボディサイズに広い室内と高い経済性を実現するため、タイプ1の丸いボディのリアに空冷水平対向エンジンを搭載するRRレイアウトから、スクエアなボディのフロントに水冷直列4気筒エンジンを搭載するFFレイアウトへ一新。
ボディタイプは3ドアと5ドアのハッチバックで、当初、エンジンは1.1リッターと1.5リッターを搭載し、後に1.3リッターや1.6リッター、1.6リッターディーゼルなど、バリエーションを拡充。トランスミッションは4速MTと3速ATで1979年には5速MTが追加されます。
内装はシンプルで飾り気も少なく、空調のスイッチやラジオなどをメータークラスターに集中して配置するなど、ドライバーが最小限の動きで操作できるよう機能的に配置されていました。
また、派生車として1976年に110馬力を誇る1.6リッターエンジンを搭載する高性能モデル「ゴルフGTI」が登場。同年にはソフトトップのオープンカー「ゴルフ カブリオレ」も加わりました。
そして、1983年に2代目にバトンタッチして、初代は生産を終えます。なお、カブリオレは1992年まで生産が続けられました。
初代ゴルフはFFコンパクトカーのベンチマークとなり、世界中のメーカーに影響を与えた存在です。
なお、すでに最新モデルである8代目ゴルフが欧州でデビューしていますが、太いCピラーをはじめ、ルーフラインやリアハッチの傾斜角度など、初代から継承されています。
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すでに気付いている人も多いと思いますが、今回紹介した3台はすべてジョルジェット・ジウジアーロ氏によりデザインされたモデルです。
3台とも直線基調なだけでなく、どことなくスタイルに共通項があることがわかります。
デザインに正解は無いといわれますが、誕生から約40年を経ても色褪せない魅力があるのは、さすがジウジアーロといったところです。