スカイラインGT-Rだけじゃない!? 異常なほど価格高騰している車5選

日産「スカイラインGT-R」を代表とするかつての高性能モデルが、ここ数年で価格上昇して話題となっています。そして、あまり話題となっていないモデルでも価格高騰が進行中です。そこで、近年、異常なほど価格高騰しているクルマを5車種ピックアップして紹介します。

新車価格以上でも欲しい人がいるの!?

 ここ10年ほどで、かつて販売された高性能車の中古車価格が異常なほど上昇しています。その代表的な存在として、日産「スカイラインGT-R」や、空冷エンジンを搭載していたころのポルシェ「911」が話題となりました。

とんでもなく価格高騰中のモデルたち
とんでもなく価格高騰中のモデルたち

 実は、そうしたモデル以外でも、近年、価格上昇が顕著なクルマが存在。そこで、高額で取引されているクルマのなかから、注目される5車種をピックアップして紹介します。

●三菱「ランサーエボリューション」

進化の頂点を極めた「ランサーエボリューションX」も価格高騰中
進化の頂点を極めた「ランサーエボリューションX」も価格高騰中

 1992年にデビューした初代「ランサーエボリューション」は、世界ラリー選手権の出場資格を取得するために開発されまたスーパーセダンです。

 初代は最高出力250馬力を発揮する2リッター直列4気筒DOHCターボエンジンを搭載し、フルタイム4WDシステムが組み合わされ、まさに異次元の加速性能を誇りました。

 以降、エボリューションのネーミングの通りに進化を続け、「ランサーエボリューションII」では260馬力、「ランサーエボリューションIII」では270馬力と高出力化を図り、1996年に登場した「ランサーエボリューションIV」では自主規制枠いっぱいの最高出力280馬力に到達。「ラリーの三菱」の黄金期を築きました。

 そして、シリーズ最後となる「ランサーエボリューションX(テン)」は2007年に登場。「ギャランフォルティス」のシャシをベースに、新開発の2リッター直列4気筒DOHC MIVEC(吸排気連続可変バルブタイミング機構)ターボエンジンを搭載し、最高出力280馬力のパワーと、5速MTのほかに「ツインクラッチSST」(DCT)が設定されるなど、新世代の「ランエボ」として人気となります。

 現在、各世代のランサーエボリューションとも、全般的に価格が上がり始めていますが、とくに2015年に発売された「ランサーエボリューション ファイナルエディション」の高騰が顕著で、新車価格429万円に対して、既に700万円を超える販売価格を掲示している個体もあるほどです。

●マツダ「RX-7」

最後のハイパワーロータリーを搭載したピュアスポーツ「RX-7」
最後のハイパワーロータリーを搭載したピュアスポーツ「RX-7」

 軽快でバランスの優れたピュアスポーツカーであるマツダ「RX-7」のFD3S型は、美しいボディとハイパワーなロータリーエンジンの組み合わせにより、国内外にたくさんのファンが存在。

 1991年の登場から数多くの改良が続けられ、大別すると1型から6型までに分類できます。なかでも最高出力280馬力まで引き上げられた5型以降の人気が高くなっています。

 また、最終モデルではメインフラップを4段階に調整可能なリアウイングを装備し、エアクリーナーに空気を導入するための専用ダクトやブレーキ冷却ダクトが追加されるなど、RX-7の集大成といえるモデルです。

 そして、最終モデルの限定車「スピリットR」シリーズはもっとも人気のあるモデルで、BBS製17インチホイールとレッド塗装のブレーキキャリパーなどを標準装備し、とくに2シーター5速MT仕様の「タイプA」は、新車価格399万円に対して、900万円を超える販売価格となっている中古車もあり、既に手が届かない存在です。

●ホンダ「シビック タイプR」

「シビック タイプR」で唯一の1.6リッターエンジンを搭載したEK9型
「シビック タイプR」で唯一の1.6リッターエンジンを搭載したEK9型

 1972年に発売されたホンダ初代「シビック」は、新世代の大衆車として開発されました。その後、代を重ねるとスポーティなモデルも展開され、1997年に究極のシビックというべき「シビック タイプR」が登場します。

 3ドアハッチバックの「SiR」をベースにエンジンやサスペンションをチューニングし、185馬力を発揮する1.6リッター直列4気筒DOHCエンジンと軽量化されたボディの組み合わせによって、驚異的な性能を誇りました。

 この「EK9型」初代シビック タイプRのヒットによって、後にシリーズは継続して現在に至りますが、ここ2年ほどEK9型の価格が高騰してしまいました。

 また、4ドアセダンの「FD2型」シビック タイプRの価格も急上昇し、新車価格が283万円(消費税込、以下同様)だったのに対し、走行距離が少なく程度の良い個体は中古車店頭販売価格で500万円に届きそうな勢いです。

 この2台は自然吸気エンジンを搭載し、国内で生産されたモデルというのが共通項ですが、どうやらそれが人気となった秘訣のようです。

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