全長4.3mのVW新型クーペSUV「ニーヴァス」世界初公開 日本導入はあるか?
フォルクスワーゲンは2020年5月28日、南アメリカで開発・製造される新型クロスオーバー・ユーティリティ・ビークル(CUV)「ニーヴァス(Nivus)」を世界初公開した。
ブラジルで開発・製造されヨーロッパでも発売されるコンパクトSUV
フォルクスワーゲンは2020年5月28日、南アメリカで開発・製造される新型クロスオーバー・ユーティリティ・ビークル(CUV)「ニーヴァス(Nivus)」を世界初公開した。
ニーヴァスは全長4266mm×全幅1757mm×全高1493mm、ホイールベース2566mmというポロクラス(Bセグメント)のコンパクトSUVだ。
SUVながらCピラーが寝ているスポーツクーペのような独特なプロポーションを持つのが特徴で、フロントにはLEDヘッドライト、LEDデイタイムランニングライト、そしてLEDフォグランプと最新のVWモデルのデザインDNAを受け継いでいる。
インテリアは高解像度の10インチタッチスクリーン(タブレットサイズ)を備え、これまでにないコネクテッドとエンタテイメントを提供するという。デジタルメーターにも10インチ液晶を用いている。
コネクティビティとして新しいインフォテイメントシステム「VW Play」を装備。独自のアプリストアがあり、オーディオブックやストリーミング音楽再生、ナビゲーションなど、クルマでの使用のために特別に設計されたアプリを提供している。ユーザーはそれらをカスタマイズして使うことができるという。
またニーヴァスがVW車として初採用になる機能が「コグニティブ・マニュアル」だ。これはオーナーズマニュアルに関連するすべての質問に答えるものになる。
安全装備も充実している。ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)をはじめエマージェンシーブレーキシステム、ヒルホールドアシストなども標準装備する。
このモデルはフォルクスワーゲン・南アメリカが開発したもので、製造もブラジルのサン・ベルナルド・ド・カンポにあるVWアンキエタ工場でおこない、まずはブラジルで発売され、2020年末にはアルゼンチンでも発売を開始する。そして2021年下半期にはヨーロッパでも発売される予定となっている。
ニーヴァスはMQBプラットフォームを採用。コンパクトなボディながら長いホイールベースのおかげで、乗員5人が快適に過ごすことができる車室の広さを実現している。また荷室容量も通常時で415リッターを確保している。
パワートレインは、南米生産のモデルらしくフレックス燃料対応で、直列3気筒の「200TSI」を搭載。最高出力は94kW(約128ps、最大トルクは20.4m・kgf(約200Nm)と発表されている。組み合わされるトランスミッションは6速ATとなる。
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欧州での発売は決定しているニーヴァスだが、日本導入は未定だ。
全長4.3メートル前後のSUVといえば、トヨタ「C-HR」やホンダ「ヴェゼル」、マツダ「CX−3」「CX−30」など、売れ筋のコンパクトSUVが揃っている。ニーヴァスが日本で発売されれば、ヒットすることは間違いない。
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