新しいデザインに進化! 人気のMINI「クロスオーバー」改良新型が登場
独BMWは2020年5月27日、欧州でMINI「カントリーマン(日本名:MINIクロスオーバー)」を大幅改良した新型モデルを発表した。
グリルやヘッドライトなど変更 SUVらしい新しい顔に
独BMWは2020年5月27日、欧州で「MINIカントリーマン(日本名:MINIクロスオーバー)」を大幅改良した新型モデルを発表した。
大きく変更されたのはエクステリアデザインだ。フロントセクションでは、新しくデザインされたラジエーターグリルを備えたデザインに変更、さらにフロントバンパー形状も変更されている。
またLEDヘッドライトとLEDフォグランプが標準装備となっている。オプションで新たにアダプティブLEDヘッドライトも選択できるようになった。
リアセクションでは、バンパートリムのデザインを変更した新たなリアエプロンを採用。また新たにユニオンジャックデザインのLEDリアライトに変更されている。
ボディカラーは「ホワイトシルバーメタリック」「セージグリーンメタリック」の2色が新たに追加。またヘッドライトまわりやグリル、サイドスカットルなどをクローム仕上げからハイグロスブラック仕上げに変更する「ピアノブラックエクステリア」も設定された。
インテリアでは、全グレードに「スポーツレザーステアリング」を標準装備。オプションで5インチカラー画面を備えた「デジタルコックピットディスプレイ」を新たに設定している。
パワートレインでは、環境性能を大きく改善している。ガソリンエンジンには微粒子フィルター、ディーゼルエンジンにはAdBlueを用いたSCRシステムを搭載することで、MINIカントリーマンのすべてのグレードで欧州の最新排出ガス基準「Euro 6d」に適合しているという。
ガソリンエンジンではスプリットクーリングバルブを採用し、より細かな冷却を可能にしている。またガソリン直噴の最大噴射圧力を従来の200barから350barまで高められている。
ディーゼルエンジンでは、ガソリンエンジンと同様に効率が最適化された新しいスタータージェネレーターを採用。さらに従来「クーパーSD」など高性能ディーゼルモデルのみに用いられていた2ステージターボチャージャーを「クーパーD」にも採用している。
トランスミッションも変更されている。従来、クーパーSやクーパーSDなど上級グレードに採用されていた8速ATを、クーパー ALL4やクーパーD ALL4に標準装備。またクーパーDにもオプションで選択可能になった。
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MINIクロスオーバーは、2010年に欧州で発売が開始された、プレミアムコンパクトカーブランド「MINI」としては初のSUVモデルだ。
全長4メートル、4ドア、大型テールゲート、5シーター、そして4WDのALL4と、MINIとして初採用したものが多く、MINIクロスオーバーはMINIブランドがプレミアムコンパクトセグメントで成功した礎を築いたモデルとなった。
いまでは、全世界でのMINI販売台数のなかでおよそ30%をMINIクロスオーバーが占める、ベストセラーモデルとなっている。
現行型MINIクロスオーバーは全長4315mm×全幅1820mm×全高1595mm、ホイールベースは2670mm(日本仕様)と、MINIブランドのモデルで一番大きい。
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