BMW「6シリーズGT」も改良新型が登場! すべて48Vマイルドハイブリッド搭載

BMW AGは2020年5月27日、6シリーズグランツーリスモ(GT)の改良新型モデルを世界初公開した。

ラグジュアリーハッチバック「6シリーズGT」初のマイナーチェンジ

 BMW AGは2020年5月27日、6シリーズグランツーリスモ(GT)をマイナーチェンジ、改良新型モデルを世界初公開した。

改良新型「6シリーズGT」。写真は640i xDriveグランツーリスモ
改良新型「6シリーズGT」。写真は640i xDriveグランツーリスモ

 BMW 6シリーズGT(G32型)は、5シリーズGT(F07型)の後継として2017年に登場したモデル。BMWディンゴルフィン工場で生産され、世界で5万台を超える台数を販売している。

 今回登場した改良新型6シリーズGTのハイライトは、同日に発表された5シリーズと同様、大幅なエクステリアデザインの刷新にある。

 フロントには新デザインの大型キドニーグリルを備え、スリムな形状になったアダプティブLEDヘッドライトを組み合わせ、ダイナミックな特徴を際立たせている。

 ヘッドライトはオプションでレーザーライトも選択できる。レーザーライトは車速が70km/hを超えるとLEDハイビームに加え自動的に点灯するライトで、LEDライトの2倍に相当する最大600m先まで照らすものだ。

 インテリアでは、12.3インチのコントロールディスプレイと、ライブコックピットプロフェッショナルと呼ばれるメーターパネルの新しい組み合わせを標準で装備。本革製ステアリングホイールは、新しく配置されたマルチファンクションボタンを備える。

 ダコタ本革シートが標準で装備され、BMWインディビジュアルフルレザートリムはオプションとなる。またアンビエントライトや後席エンターテイメントシステム、4ゾーンのオートエアコン、パノラマガラスサンルーフ、電動調整式ローラーブラインド、Bowers & Wilkinsのダイアモンドサラウンドシステムなど、多彩なオプションを用意する。

 また、新しいクラウドベースのナビゲーションシステム「BMW Maps」を初採用。短い間隔でリアルタイム交通データを更新、ルートと到着時間を高速かつ正確に計算する。

 パワートレーンは2種類のガソリンエンジン(「630i」「640i」)、3種類のディーゼルエンジン(「620d」「630d」「640d」で、組み合わされるトランスミッションは8速ステップトロニックATとなる。

 駆動方式はFRのほか、640iと630dには4輪駆動の「xDrive」を用意。また640dはxDriveのみとなる。

 ガソリン・ディーゼルすべてのエンジンに48Vマイルドハイブリッドを搭載する。48Vのスタータージェネレーターによる8psの出力追加により、素早い応答で効率が向上。エンジンの負荷を軽減する。

 欧州市場では2020年7月から発売が開始される予定だ。日本での発売時期は未定となる。

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Writer: VAGUE編集部

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