車でテレワーク!? 日産提案の「在車勤務」 新しい生活様式の定番なるか
在車勤務での注意ポイントは?
車内で仕事をする際は、いくつかの注意点もあげられます。
夏場の熱中症問題です。JAFのユーザーテストによると、何も対策をおこなっていない車内の最高温度は、52度にも達することが分かっています。

また、エアコンを作動時も27℃とやや高めです。こまめな温度調節はもちろん、水分補給の心がけることが大切でしょう。
一方、締め切った状態でエアコンを作動させていると、車内は酸欠状態になります。空気が薄くならないように、換気も交えた温度調節を徹底してください。
続いて、ネット環境の問題です。屋内のWi-Fi電波が駐車場に届く場合であれば問題ないものの、テレビ会議などある程度の回線速度が必要な場合は通信状況が乱れてしまう可能性も考えられます。そのため、スマホやタブレットなどのテザリング機能を導入するのもひとつの手段です。
電源は、シガーソケットなどから引っ張ることも可能ですが、エンジンをかけている状態を維持する必要があります。東京都の条例では、環境汚染などの影響があるため、駐車または停車をする際のエンジン停止が義務付けられています。
そのため、電源を確保するためにエンジンをかけっぱなしにすることができません。電源が必要な際は、ホームセンターなどで取り扱っている大容量バッテリーなどを用意してください。
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「OneMoreRoom」は、クルマの新しいカタチを提案する取り組みであることが分かりました。多くの会社でテレワークが導入されるなか、クルマをもうひとつの部屋として考えることは大きな手段です。
しかし、車内で仕事をする際には、いくつかの注意点も必あげられます。くれぐれも健康に支障が出ない程度に、時間を調整するなどの配慮も心がけてください。
Writer: Peacock Blue K.K.
東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。

















