セダン市場の復活はある? イケメン過ぎるセダンはなぜ増加したのか
生産技術の向上もスタイリッシュなデザインに貢献
スタイリッシュなセダンが増加する背景には、別の要素もあるようです。大手自動車メーカーの開発担当者は、次のように話します。
「最近のクルマのデザインがシャープになった要因として、プレス加工技術や生産技術の向上が挙げられます。それにより、これまでは製品化出来なかったようなデザインが量産できるようになったのです」
これはセダンに限った話ではないものの、デザイナーが思い描いたイメージを量産車にする過程で重要なポイントといえます。
また、前述のアコードのシャープな造形について、アコードのデザイン担当者は次のように話します。
「新型アコードの伸びやかなキャラクターラインは、水平基調を基にシャープなエッジで構成されています。この丸みは7R(アール)と呼ばれる、ホンダのプレス技術のなかで一番小さいRを用いています。
トランクのリップスポイラー形状は、開発当初では出来なかったプレス加工技術を新型アコードのために、新しい技術を採用することで作り上げています。これら細部を作り上げることで、洗練されたデザインに仕上がりました」
※ ※ ※
セダンは近年人気の高いカテゴリとはいえず、ミニバンやコンパクトカーなどに押されている状況です。しかし、スタイリッシュなセダンが街に増加していくことで、セダン復権もあり得るのかもしれません。
1 2
コメント
本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿は削除する場合がございます。