あなたは大丈夫? 梅雨本番前に対策すべし! クルマの梅雨対策5選
梅雨は、意外にもクルマのトラブルが多くなる傾向にあるといいます。では、梅雨時期に可能な対策方法とは、どのようなものがあるのでしょうか。
梅雨本番へ対策を!
梅雨の時期はクルマのトラブルが多発する季節といわれています。雨や湿気によって引き起こされる不具合は、走行に関わるものだけでなく、車内環境にまで影響してくることもあります。今回は、梅雨本番前に済ませておきたいクルマ支度5選を紹介します。
●タイヤチェック
梅雨のトラブルでもとくに気を付けたいのは、タイヤによるトラブルです。JAFによると、2019年6月のロードサービス出動理由において、タイヤにまつわるトラブルは一般道と高速道路で計3万3453件となっており、全体の順位で2位、構成比では20%以上を占めています。
しかし、きちんとした点検さえしていれば防ぐことが可能です。チェックしておきたいのは「適正空気圧」です。
一般社団法人日本自動車タイヤ協会によると、タイヤの空気は1か月で5%から10%ほど自然に抜けてしまい、約3台に1台が空気圧不足の状態になっているとのことです。
空気の抜けたタイヤで走行すると、燃費や操縦安定性が低下します。雨のなかでは、水の上にタイヤが浮いた状態となりハンドル操作やブレーキ制御が効きにくくなる「ハイドロプレーニング現象」が起きやすくなるため、大変危険です。
しかし、適正な空気圧であれば防げる可能性もあるため、梅雨が本格化する前にガソリンスタンドやカー用品店などで空気圧チェックをしてもらいましょう。
もしセルフで確認する場合は、運転席ドアの内側や説明書に適正空気圧が記載されているため、それと照らしあわせて空気を管理しましょう。
●ワイパー交換
連日の雨に、ワイパーは必須となります。梅雨の時期は豪雨になることも多く、劣化したワイパーで役に立たないこともあるようです。
一般的に交換時期の目安は1年に1回とされているほか、カー用品店や中古車販売店では、早ければ半年ごとの交換も推奨しています。
ワイパーは、ゴムが劣化したまま使用を続けると雨水の捌けが悪くなり、さらにゴムが切れている状態ではフロントガラスを傷つけてしまう恐れがあります。細かな傷が蓄積すれば、慢性的な視界不良を引き起こします。
ゴムの状態は、目視や指でなぞることで確認できます。キズやひび割れが無いか、横から見てまっすぐ直線になっているかをチェックしましょう。もし波を打っている状態であれば劣化している状態のため、交換時期となります。
費用はワイパーの種類により大きく異なります。ノーマルワイパーのゴムだけであれば1本500円から2000円程度ですが、撥水効果のあるグラファイトワイパーや自己撥水ワイパーでは1000円から5000円程度になるようです。
なお、撥水効果のあるワイパーは価格が高いだけあって、使用する毎にガラスに撥水効果が生まれて視界が良好になり続けるため、持続力の高さが持ち味となっています。
●コーティング
雨には大気中のホコリなどが混ざっていたり、水たまりには泥や砂が含まれているため、雨上りはクルマの汚れが目立ちやすくなります。どうせすぐに雨が降るからと対策をせずにいると汚れが蓄積し、洗車の際に汚れ同士がこすれて洗車傷が付きやすくなります。
そこで、ボディーに撥水効果が感じられないときは、カーコーティングの施工がおすすめです。
主流のカーコーティングは「ポリマー&フッ素系」と「ガラス系コーティング」のふたつが人気のようです。業者に依頼した場合は、施工がしやすいポリマーコーティングは2万5000円から、撥水効果が抜群のガラス系コーティングは5万円からが相場となっています。
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