よくぞ売った! わずか200台製造の激レア車があった!? 日産の珍車3選
本当なら着せ替えが可能だったモデルとは!?
●エクサ
日産のFFコンパクトカー「チェリー F-II」の後継車として、1978年に発売された「パルサー」は、新時代のファミリーカーというコンセプトで開発されました。
そして、2代目パルサーでは、スポーティな2ドアクーペの「パルサーエクサ」が加わり、1986年のフルモデルチェンジの際に「エクサ」に改名されます。
エクサはクーペタイプの3ドアハッチバックで、リアハッチの形状が2種類あり、ひとつは「クーペ」で、もうひとつはステーションワゴンのような荷室の「キャノピー」をラインナップ。
どちらのタイプもリアハッチの取り外しが可能で、リアシート側をオープンにすることができ、フロント側の屋根もTバールーフになっていたので、オープンエアドライブが楽しめました。
しかし、外したリアハッチの置き場をどうするかという問題があったため、住環境によってはフルオープンにするのは難しかったようです。
なお、日本仕様のリアハッチはクーペとキャノピーで互換性がなく、載せ替えることが出来ないつくりになっていましたが、海外仕様では載せ替えが可能でした。
エクサは斬新なアイデアとスタイリッシュなデザインで当時の若者からは支持され、いまもオーナーズクラブが存在します。
※ ※ ※
いま振り返ってみると、1980年代の日産車にはユニークなモデルがたくさんありました。なかでもパイクカーとして最初にデビューした「Be-1」や、ライトバンの「エスカルゴ」が、代表的な存在です。
景気が良かった時代だったことに加え、日産自体も企業としてさまざまな面で余裕があったということでしょう。
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