ミニバンの3列目は必要? 核家族化の進む現代 人から荷物へと変化するニーズ
意外?こんなところにもミニバン需要が。
総務省の発表によると、単独世代を含まない親族世帯のなかでも、「核家族」世帯の占める割合は増加の一途を辿っているようです。
また、その傾向はこれからも続いていくとのことで、2035年頃には親族世帯のうち89%が核家族世帯になると予測されています。
これはミニバンにとって死活問題にも思えますが、どうやらミニバンの需要は大家族に限ったものではないようです。
近年、夫婦が実家の近くに住む「近居」が増えており、この層からの需要も高まっているとのことです。
近居が増えたきっかけは、2011年の東日本大震災といわれています。高齢の両親にとって子ども夫婦が運転してくれるミニバンは、まさにライフラインといっていいほどの助けになることでしょう。大人数での移動に適したミニバンの活躍の場は、「非常時」にもあるようです。
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過去と比べると、支持層に多少変化があったミニバンですが、アウトドアや震災などの非常時に備えた需要は高まっており、今まで以上に活躍の場を広げたともいえます。
もはやミニバンの3列目は「子どもを乗せるための座席」ではなく、さまざまな用途であらゆるものを乗せることができる「機能的な荷室」と呼ぶべき存在なのかもしれません。
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