絶景東京夜景ルートを、「コルベット」のV8サウンドに包まれながら周回する【妄想首都高ルートドライブ】

新型コロナウイルスの影響で外出を控えなければならないため、かつて試乗したアメリカン・マッスルカーでの妄想ドライブをお届け。ドライブコースは、大橋JCTから大井JCTのトンネルが開通したことで実現した、東京の夜景を味わい尽くせるコンパクトな首都高ループルート。試乗車はアメリカンドリームの象徴たる「コルベットZ06」。フルオープンにして走ってみたらどんな景色が見えてくるのか、コロナ明けにでも試してほしい。

コーナリング性能が向上したコルベットで楽しむ首都高ループ

 第7世代コルベット=C7の高性能バージョンとして、デビュー時から大きな話題を呼んでいたのが、このZ06だ。

 エクステリアのディテールは、Z06用に独自のアレンジが施され、よりダイナミックでスパルタンなアピアランスが主張されるようになった。ボディはクーペと、オープン仕様のコンバーチブルの2タイプ。

 フロントに搭載されるエンジンは、C6時代のZ06では自然吸気型とされていたが、第7世代ではスーパーチャージャー付きの6.2リッター版V型8気筒に改められている。最高出力は驚異の659ps。

 このエンジンには、7速MTと8速ATが組み合わされる。ヨーロピアンスポーツとはまた異なる、独自の世界感が演出された注目のオープンスポーツだ。

少し遠回りする芝浦JCTからC1を内回り一周するルートは、昭和の雰囲気が残るトンネルだ
少し遠回りする芝浦JCTからC1を内回り一周するルートは、昭和の雰囲気が残るトンネルだ

●PRICE:1502万円(新車当時)

 エンジンは低重心化に貢献するOHVを継承。チタン吸気バルブなどコストのかかったユニット。ちなみにクーペ(7MT)は1380万円(発売当時価格)であった。

●POWER:659ps

 ドライサンプ方式の6.2リッターV型8気筒スーパーチャージャー・エンジンは659psを発揮。組み合わされるトランスミッションは8速AT。

●SOUNDS:★★★★★★★★★☆

 OHVのV8サウンドは大変凄まじいサウンドを奏でる。レスポンスもよく、昔のアメリカンV8のイメージはまったくない。

●女子ウケ度:★★★★★★★☆☆☆

 アグレッシブすぎる外観に、女子は退いてしまうかも。ただし、助手席に乗せてしまえば気に入ってもらえるコクピットだ。

●ストイック度:★★★★★★★☆☆☆

 アメリカのクルマらしく、さまざまな快適装備が備わっている。普通にリラックスして乗れてしまうあたりも米国車らしい。

●総合評価:★★★★★★★★☆☆

 実は、気負いなくオールマイティに使えるスーパーカーだったりするのが、この世代のコルベットだ。

欧州スーパーカーにはないテイストを味わえるのが、歴代コルベットの存在意義のひとつかもしれない
欧州スーパーカーにはないテイストを味わえるのが、歴代コルベットの存在意義のひとつかもしれない

Chevrolet Corvette Z06 Convertible
シボレー コルベット Z06コンバーチブル
●最高出力:659ps/6400rpm
●最大トルク:881Nm/3600rpm 
●0ー100km/h加速:ー
●最高速度:ー
●価格:1502万円(新車当時)

【画像】フルオープンのコルベットZ06で満喫する東京夜景(11枚)

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