トヨタ「C-HR EV」が発売!? 急速に進む電動化の波 中国市場での動きとは
トヨタは、中国市場でコンパクトSUVの「C-HR EV/IZOA」とレクサス「UX 300e」を2020年4月下旬に発売すると発表しました。日本でも人気のあるC-HRのEVとは、どのようなモデルなのでしょうか
C-HRのEVモデルってどんなクルマ?
トヨタの中国法人は、2020年4月20日にコンパクトSUV「C-HR EV/IZOA」、レクサス「UX 300e」を発表。同月下旬に発売する予定だとしています。
トヨタは「環境にやさしいクルマだけが環境に貢献できる」をコンセプトに、1997年に世界初の量産型ハイブリッド車「プリウス」を発売。
以来、ハイブリッドシステムの開発プロセスの積み重ねにより、バッテリー、モーター、パワーコントロールユニット(PCU)など、電気自動車の開発に必要なコア技術が進化・応用されるようになりました。
トヨタは、2017年に「2030年までに550万台以上の電動車両を販売する」という目標を設定。今回のC-HR/IZOAとUX 300eをEVビジネスモデルの軸として、2025年までに中国で電気自動車を10モデルを発売する計画です。
C-HR/IZOAは、EV専用の大容量リチウムイオンバッテリーパック(54.3kWh)と高出力モーターを搭載し、独特のEV特性と強力で持続的な加速により最先端のEVパフォーマンスを実現。
また、車体下部にバッテリーパックを搭載することで、車内スペースを犠牲にすることなく重心を下げていると共に、バッテリーパックは車体フレームの一部として設計されており、ねじり剛性は現行より20%高く、重心は14%低い値となっています。
サスペンションを最適なセッティングにすることで、操縦安定性と乗り心地を向上したほか、シャープなスロットルレスポンスを追求しながら、走行環境やドライバーの好みに応じて減速度を調整できる機能も搭載。
トヨタは、今後の電化事業について、次のように述べています。
「電化の進歩は単一の会社では決して達成できず、多くのパートナーが協力する必要があります。トヨタは中国での協力範囲の拡大に努め、多くのパートナーとのさまざまなビジネスの発展を促進しています。そのひとつがバッテリーのリサイクルです。
今後、EVの普及に伴い、リチウムイオン電池のリサイクルの商品化は、電池の安定供給の課題のひとつとなるでしょう。これに関して、トヨタは、リチウムイオン電池のリサイクルのバリューチェーン全体の商業化について実証試験を実施し、中国の現地パートナーと共同で、商業化の実現可能性を検証する予定です。
今後、中国のパートナーとの協業により、高品質で低コストの純粋な電気自動車製品をお客さまに提供したいと考えています。
EVの普及に向け、EVの開発、電池の安定供給、耐久性の向上、使用後のリサイクル・リユースなどを総合的に推進し、中国のお客様や中国の社会に貢献していきます」
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プリウスから始まったトヨタの電動事業。世界の主要自動車市場において、中国が電動化の動きとしては進んでいます。
今後、日本でも電動化の並が急速に進んでいくなかで、C-HR EVが投入される日も近いかもしません。
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