トヨタ新型「ハリアー」はレクサス高級SUVを超えた!? 「RX」にない強みとは

トヨタ初搭載! 高級感を演出する注目の先進装備とは

 内装を見ると、新型ハリアーは馬の鞍がイメージされた、幅広のセンターコンソールが印象的です。センターコンソールの上には大型のディスプレイが据えられ、高級感と先進性が両立されたデザインです。

トヨタ新型「ハリアー」に搭載される調光パノラマルーフ(シェードオープン・調光状態)
トヨタ新型「ハリアー」に搭載される調光パノラマルーフ(シェードオープン・調光状態)

 またRXに無い装備として、トヨタ初採用となる調光ガラスを用いた電動シェード付パノラマルーフも特徴のひとつ。調光時は、車内に障子越しのような柔らかい光が差し込み、上質な空間が演出されます。

 RXのセンターコンソールは、左右非対称なデザインとなっています。中央にはアナログクロックが配され、上質なつくりです。

 次に、両車に搭載されるパワートレインを比較します。

 新型ハリアーに用意されるのは、2リッターエンジンのガソリン車と、2.5リッターエンジン+モーターのハイブリッド車の2種類です。3代目モデルに設定されていたターボエンジン車は、4代目では設定がありません。

 駆動方式は2WDと4WDのいずれかで、ガソリン車とハイブリッド車のどちらにも設定があります(ハイブリッド車は電気式「E-Four」)。

 一方、RXは2リッターターボエンジンのガソリン車と、3.5リッターV型6気筒エンジン+モーターのハイブリッド車の2種類が用意されます。

 駆動方式は2WDと4WDのいずれかで、ハイブリッド車の場合はE-Fourとなるのは新型ハリアーと変わりません。なお、3列シート仕様の場合はハイブリッド&E-Fourの組み合わせのみです。

 先進装備について、新型ハリアーには歩行者(昼夜)や自転車(昼間)を検知対象に含むプリクラッシュセーフティ採用の予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense」のほか、駐車場など低速走行時における衝突緩和、被害軽減に寄与するインテリジェントクリアランスソナー[パーキングサポートブレーキ(静止物)]などが搭載されています。

 また、RXにはないトヨタ初採用の装備として、走行中の前後方向映像を録画可能な「デジタルインナーミラー」も設定されました。

 一方、RXには予防安全パッケージ「Lexus Safety System +」が搭載。プリクラッシュセーフティ機能は新型ハリアーと同じく歩行者(昼夜)や自転車(昼間)を検知対象に含みます。

※ ※ ※

 2020年4月13日現在、新型ハリアーの価格は発表されていません。一方、RXの価格(消費税込)は513万円から796万円に設定されています。

 RXにも負けない高級感を備えた新型ハリアー。価格設定によっては、レクサス車にも迫る高い高級感をお手頃な価格で手に入れられる、非常に魅力的なモデルとして注目を集めるかもしれません。

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