トヨタ「レビン」が復活も… なぜ中国限定? かつて日本中を虜にした名車
2018年、トヨタは中国市場向けの新型「カローラ」に、かつて日本でも同車のスポーティグレードに付けていた「レビン」を採用して発売しました。なぜ中国でレビンという車名が復活したのでしょうか。
なぜ中国で「レビン」復活?
トヨタは、中国市場向けの「カローラシリーズ」に「カローラ/レビン」の車名を採用して販売しています。
日本では、かつて存在したカローラのスポーティグレードの「レビン」を思い起こさせますが、なぜ中国市場のカローラにレビンという車名が付けられたのでしょうか。
初代カローラレビンの「TE27型」や、FR車として最後の「AE86型」、レビンの最終モデル「AE111型」など、歴代レビンはどの時代も先端をいくスポーティモデルでした。
2000年にレビンが消滅して以降、カローラシリーズにはスポーティなグレードは設定されず、2018年発売の「カローラスポーツ」でも、レビンは設定されませんでした。
しかし、2018年に開催された中国の広州国際モーターショーにおいて前述のレビンが登場したのです。
中国で登場したレビンはカローラの姉妹車にあたり、ガソリン車/ハイブリッド車/PHEV車がラインナップされ、外観もカローラに比べてスポーティな印象となっています。
しかし、レビンはカローラに比べて高性能なエンジンを搭載しているわけでなく、かつてのレビンのようなモデルではありません。
カローラのチーフエンジニア・小西良樹氏は、レビンという車名について次のように説明しています。
「中国では、日本でも社会現象化した漫画『頭文字D』の影響から、レビンやトレノという車名の知名度は高いといいます。
また、レビンは稲妻などの意味を持ちますが、中国の方々は稲妻といった言葉を好む傾向にあるで、そのような背景からレビンという車名を採用しました」
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現在、中国で販売されているレビンとかつてのレビンは、遠い親戚ともいえる関係性ですが、そのDNAは確実に受け継がれているようです。
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