今も人気があるけど復活はありえない!? 惜しまれつつ消えた車3選
いまもファンが多いユニークなクロカン4WD車とは!?
●トヨタ「FJクルーザー」
レトロな外観と、最新テクノロジーが融合したトヨタ「FJクルーザー」は、2006年に北米で発売されて大ヒットし、日本では2010年に発売されました。
外観は1960年から1984年まで販売された超ロングセラーモデル「FJ40型 ランドクルーザー」をモチーフにデザインされており、シャシやエンジンなどのコンポーネントは「ランドクルーザープラド」を流用して開発。
ユニークな見た目ながら高い悪路走破性能を誇る、本格的なクロスカントリー4WD車に仕立てられていました。
搭載されたエンジンは最高出力276馬力を発揮する4リッターV型6気筒のみとされ、全グレードとも5速ATが組み合わされたパートタイム4WDで、海外仕様では6速MTや2WD車も設定。
また、レトロなルックスだけでなく、前後ドアがそれぞれ前方と後方に開く観音開きのドアもSUVとして斬新で、一見すると3ドアのように見えるデザインを採用しています。
国内外でヒットしたクルマですが、北米では2014年、日本では2018年に販売を終了。現在は南アフリカや中東でのみ、販売が継続されています。
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2020年3月末日をもって、日産のラインナップから「キューブ」がひっそりと消滅しました。
初代は1998年に発売されヒットすると、2002年に登場した2代目が大ブレイク。デザインの良さが国内外から認められ、2008年に発売された3代目は本格的に海外展開されるなど、順風満帆に見えました。
しかし、近年は販売が低迷し、先進安全支援システムの装備もおこなわれていないことから先行きが不透明でしたが、2019年に生産を終了。
以降は在庫していた車両を販売していましたが、ついにラインナップから消えました。
過去にどんなに売れていたモデルでも、いつかは消える運命にある。時代の流れのなかでは、仕方ないことなのかもしれません。