トンネルでの追い越しは違反!? 事故や火災に遭遇したときの対処法とは
トンネル内で火災! そんなときにするべきこととは?
トンネルという閉ざされた空間で、万が一でも事故や故障、または火災などのトラブルに遭遇した場合はどのようにしたらよいのでしょうか。
まず、自分のクルマが事故や故障してしまった場合は、後続車にハザードランプなどで合図を送り、走行できるなら安全な場所に移動します。

トンネルには一定間隔で「非常駐車帯」と名付けられた緊急駐車スペースがありますので、そこまで移動し、ドライバーだけでなく乗員の方全員で非常口などから避難します。
身の安全を確保した上で、110番や「道路緊急ダイヤル(#9910)」、またはトンネル内に200m間隔で設置されている非常電話で通報するのが正しい手順です。
火災に遭遇した場合は、発火地点には近寄らず、速やかに安全を確認したうえで停車。50mごとに設置されている「押しボタン式通報装置」もしくは非常電話で通報します。
自分で消火できそうな場合は、同じく50mおきに設置されている消火器を使って初期消火に努めます。消火栓の設置されているトンネルでは消火栓を利用してすることも可能です。
火災が拡大して手に負えなくなったら、すみやかに避難します。避難のためにクルマを離れるときは、クルマを左に寄せ、サイドブレーキをかけ、エンジンを止めてキーを付けたままとし、ドアのロックはしないで逃げます。
これは緊急通行車両の通行を確保するために、放置された車両を移動することがあるためです。
※ ※ ※
トンネルでのトラブルは、パニックになりがちです。緊急駐車スペースや非常口、通報装置や非常電話、消火器などが用意されているので、慌てず落ち着いて対処することが大切です。
Writer: くるまのニュースライター 金田ケイスケ
2000年代から新車専門誌・輸入車専門誌編集部を経て独立。専門誌のみならずファッション誌や一般誌、WEB媒体にも寄稿。
中古車専門誌時代の人脈から、車両ごとの人気動向やメンテナンス情報まで幅広く網羅。また現在ではクルマに限らずバイクやエンタメまで幅広いジャンルで活躍中。











