ランクルにも負けない軽だけど凄いヤツ! 本格軽クロカン車3選

かつて、クロカン車といえばトヨタ「ランドクルーザー」や三菱「パジェロ」、日産「サファリ」などがありましたが、日本独自規格の軽自動車にも軽クロカンとよばれるモデルがありました。今回は、人気のある軽クロカンを3車種紹介します。

発売から約2年、未だ納期1年以上のスズキ「ジムニー」

 クロスカントリー車(クロカン車)とは、舗装されていないオフロード走行に適したクルマを指します。普通のクルマではとても走ることができない、険しい山道や荒野などを突き進むため、それだけの耐久性や走破性、ボディ形状などの、一般のクルマとは違った条件が求められます。

 軽自動車においても、限られた規格のなかで作られたクロカン車が注目を集めています。そのなかでも、人気な3車種をみていきます。

2018年にフルモデルチェンジした軽クロカンを代表するスズキ「ジムニー」
2018年にフルモデルチェンジした軽クロカンを代表するスズキ「ジムニー」

●スズキ「ジムニー」

 クロカンユーザーに根強い人気を誇っているのがスズキ「ジムニー」。発売当初から一貫して採用されている「ラダーフレーム構造」によって、あらゆるオフロードを走破することが可能です。

 ラダーフレーム構造とは、一般的なモノコック構造とは違い、高いねじれ剛性を実現しているため、段差や悪路でも安定的なパワーバランスを発揮することができます。

 また、クロカンで重要視されるスペックのうち、悪路の走破性を示す「3アングル」と呼ばれる指標があります。この3アングルでも、ジムニーは優秀です。

 前方の障害物を乗り越えるための「アプローチアングル」は41度、障害物がボディ下部に触れずに乗り越えられる「ランプブレークオーバーアングル」は28度、マフラーやリアバンパーが障害物に触れずに乗り越えられる「デパーチャーアングル」は51度となっています。

 これは、メルセデス・ベンツ「G550」の「31度・26度・30度」、ジープ「ラングラーアンリミテッド」の「43.9度・22.6度・37度」と比べても、優秀な数字です。

 さらに、左右の車輪をダイレクトにつなぐ「3リンクリジッドアクスル式」は、過酷な悪路であってもそれぞれのタイヤがしっかりと地面を捉え、大きな対地クリアランスを確保することができます。

 また、国内仕様のジムニーは登録車のシエラも含め、すべて2ドア設定となっていますが、これはボディの強度を保つためといわれ、使い勝手を犠牲にしてまでも、オフロード車としての性能を最大限に高めていることに、こだわりが見られます。

 外装はオフロード感を意識したデザインとなっており、なかでも悪路走破を想定したバンパー形状や、存在感を示す背面タイヤなどが特徴的です。

 ジムニーの人気について、スズキの販売店スタッフに話を聞いたところ、「納期は1年以上、シエラであれば1年半から2年」とのことでした。

 また、「ジムニー女子」と呼ばれるジムニー乗りの女性も増えており、今後のクロカン業界の盛り上がりに注目です。

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