クルマの走行距離の限界は? 90万キロ超のクルマも実在!? 自動車の寿命っていったいいつ?
走れなくなったクルマは寿命を迎え廃車になる?
商用車では、10万キロや20万キロは「通過点」ともいえる走行距離ですが、修理不能になってしまったクルマや部品が供給されなくなったクルマは、「寿命を迎えた」とみなされるのでしょうか。

修理不能なクルマや、解体されるクルマは「使用済自動車」と呼ばれ区別されます。使用済自動車は「自動車リサイクル法」によって、フロンの回収、解体、破砕などの処理を経て再資源化されることが定められていため、「使用済自動車」となることが、「寿命を迎えた」といえるのかもしれません。
しかし、ボディが腐ってしまったり、事故を起こしてしまったクルマでも、活躍している例もあります。国内で自動車中古部品を扱う企業のスタッフは、以下のように話しています。
「ハイエースなどの実用車は海外で人気があります。そのため、国内では車検に受からなくなってしまったクルマや、修理が必要なクルマでも、海外ではまだまだ活躍できることがあります。
例えば錆でボディに穴が開いてしまったクルマでも、海外では穴を溶接して塞いで使うことがあります。バンタイプのクルマに座席を増やして、コミューターとして活用することもあると聞いたことがあります。
国内を走っている乗用車は、あくまで舗装路面を走ることを前提に考えて作られていると思いますが、発展途上国では砂利道も少なくありません。そのため、そうした場所でも壊れにくい商用車は、根強い人気があるのだと思います」
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ひとえに走行距離といっても、乗用車と商用車では、その意味が大きく変わってきます。乗用車はプライベートで使われることが多いため、走行距離が大きく伸びることがありません。
しかし、毎日仕事で使われることを前提とした商用車は、常に走っているため、走行距離はあっという間に多くなります。そのため頻繁なメンテナンスが必要となりますが、それがクルマを維持することに繋がっているともいえます。
商用車にとって走行距離は、あくまで「どれくらい走ったか」「どれくらい使われているか」という目安に過ぎないのかもしれません。
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Writer: Peacock Blue K.K.
東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。














